未成年証券口座を1歳半で開設する

上昇トレンドの象徴 お金の教育

家庭で取り組む金融教育では「運用する」事を学びます。またGAZKID$が学んだことによれば金融教育におけるお金を「稼ぐ・使う」事は5歳から学ぶことが出来ることも分かっています。また中学1年生が証券会社で未成年口座を開設し、お父さんと一緒に投資信託で積み立て投資に取り組んでいるご家庭もあります。またその取り組みで、中学生のお子様はしっかりと自分の投資信託の価値の増減を観察し、相場の値動きとその理由などをお父さんと一緒に学んでいるそうです。

【未成年口座を開設する方法】

今回はSBI証券で未成年口座を開設する方法を説明します。

まず必要となるのが保護者の口座開設です。すでにSBI証券で証券口座を持っている方はSBI証券が提示する手順に従い未成年口座の開設を行うことができます。

もし口座開設がまだのようでしたら、保護者の方の口座開設が先となります。

保護者の口座開設が済むと、SBI証券のアカウント内で未成年口座開設の申し込みを行うことが出来るようになります。

申し込みの際はオンラインで未成年者の個人情報の入力を行います。

その際、ジュニアNISAの開設や源泉徴収の有無などが問われます。

そして申し込みが済むと次は本人確認のステップとなります。

SBI証券の場合は本人確認の際、1.保護者全員の住民票、2.子供の住民票、3.マイナンバーカードのコピーなどが必要となります。

本人確認には2種類の書類の提出が求められる事になります。

基本的な手順としてはとてもシンプルで、「申し込み」→「本人確認」という流れとなっています。

なお、こちらの情報は手順の概要を説明するための大雑把な情報となるため、お申し込みの際はSBI証券の手順に従ってお申し込みを行ってください。

【未成年口座を1歳半で開設したケース】

お金の教育に取り組み学習が進むと「運用する」事の知識も少しずつ増えていきます。

GAZKID$のスタッフの1人は子供と一緒に「運用する」事に取り組む中で、証券を取り扱うプロではない一般の人が「運用」で資産を増やすためには「長期的な投資」に取り組む事が良いことが分かったといいます。

そして、長期的に取り組むメリットとして「物価は少しずつ高くなる」のでそれに伴い株価も少しずつ上昇していくという大きな経済の流れがあるということも学ぶことが出来たと言っています。

さらに、一般の人が「将来成長する会社」を目利きして、会社ごとに投資を行うのは至難の技であり、プロが目利きした会社をひとまとまりにして購入することができるようなイメージの投資信託という金融商品の方がバランスよく投資することが可能であるという事も学んだとのことです。

また「運用する」事を長期的に見ると「複利」という力も働かせることが出来ることが分かってきたようです。

彼は以下のような計算をしてみたようです。

現在1歳半の為に毎月3万円を35%の利回りで運用すると彼女が中学校を卒業する頃、高校を卒業する頃、そして20歳になった頃はそれぞれ理論上以下の通りの金額となっている事が分かるとのことです。

  • 中学を卒業する頃(13年後):90,173,659円
  • 高校を卒業するころ(16年後):255,709,972円
  • 20歳になる頃(18年後):510,827,844円

ちょっと驚くような金額ですね。

もちろんこのように毎年本当に35%の利益が出るのであれば理論的には上記の通りになりますが、社会的な状況などが左右し上記の通りにはならないリスクもありますね。

では資産運用ではなく、3万円を貯金し続けるとどうなるのでしょうか?以下の通りです。

  • 中学を卒業する頃(13年後):4,680,000円
  • 高校を卒業するころ(16年後):5,760,000円
  • 20歳になる頃(18年後):6,480,000円

どうでしょうか?貯金と投資信託で金額に大きな差があることがわかりますよね。

もし仮に利回りが35%ではなく、10%だったとしても、

  • 13年間で9,538,503円(約953万円)
  • 18年間で18,016,896円(約1800万円)

5%だったとしても、

  • 13年後には6,573,282円(約657万円)
  • 18年後には10,476,061円(約1000万円)

となっているようです。

貯金するよりは増えているように感じるのではないでしょうか?

そして、こちらのお父さんが注目したのは、期間が長くなればなるほど、金額の増加が大きくなるという事です。

上述した計算を見てみると、貯金と5%利回りの運用を見比べても、13年後は189万円の差となっていますが、18年後にはその差は352万円となっているのです。

資産運用し、長期的に積み立てている場合、積み立てている期間は長ければ長いほど投資しているものに有利に働いてくれるのです。

このことへの理解が深まったとき、こちらのお父さんは1歳半の娘さんの為に未成年証券口座を開設し、まずは毎月1万円から投資信託の積み立てをしておいてあげようという考えに至ったそうです。

【学資保険と併用して】

こちらのお父さんは学資保険も利用しているようですが、学資保険は貯金と保険をかけ合わせているものなので、「運用」ではなく、堅実な方法としてお金をかけているようです。

しかし、「学資保険」は「自分の為にお金に働いてもらう」学習ではありません。こちらのお父さんは、現在1歳半の娘さんがもう少し大きくなったころに「運用する」事を学ばせてあげたいと考えているようです。

このようなお父さんにとっては、毎月1万円を投資信託で運用するのであれば出来るだけ早い内から未成年証券口座での運用に取り組んだ方が良いと考えたのだと思います。

実際に運用するためには学ぶことは多くあり、まずは保護者の方が運用を学ぶ必要があるでしょう。
しかしその学びを経て、少し理解が進んだ時に、子供の証券口座を開設し、子供の資産運用を手伝ってあげることも良い取り組みになるのではないでしょうか。

チャレンジしたいと考えている方にとってGAZKID$スタッフの経験談が少しでも参考になれば幸いです。

ぜひ以下の記事や情報も参考にしてみてください!
コンテンツサイト:投資入門 
コンテンツサイト:10万円から始める資産運用
コンテンツサイト:投資を始める時に知っておきたい3つのルール
コンテンツサイト:投資信託の「利回り」とは?

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