「作業タスク」は家事手伝い?勉強?

お金の教育

GAZKID$の開発の際にモニター家族の方々に協力を仰ぎました。その際、「作業タスク」の設定で意見が2つに分かれるという興味深い体験をしました。それは、「家事手伝い」と「勉強」のどちらが作業タスクにふさわしいのか?というテーマについてでした。

【勉強はやって当たり前】

あるご家庭では「勉強はやって当たり前である」という考えと、「塾通いにすでに大金を支払っている」という事から「勉強」に関してはお金が発生する設定しないという方針を打ち立てていました。そして作業タスクは主に「生活」に関する内容を定め、たとえばお風呂掃除や食事習慣、さらには睡眠習慣の改善に関する作業タスクを設定していました。

【お手伝いこそやって当たり前】

逆に、学生にとって「勉強」は大人にとっての「仕事」と同じと考えるご家庭では「勉強」に関する作業タスクを設定し、朝学校へ行く前の「勉強」、そして帰宅後の「勉強」を作業タスクとしていました。そしてこちらのご家庭では、「家事手伝い」は家族の一員である以上やって当然であると考えているため、「家事」に関してはお金が発生する作業タスクは設定しませんでした。

【どちらが良いという答えはなく、各家庭の考えに沿った内容がベスト】

通常「家事手伝い」と「勉強」はそれぞれがやって当たり前と考えられている傾向が強いのかもしれません。しかしお金の教育に取り組むうえで作業タスクを設定し、さらにお小遣いを渡すとなると、意見が分かれるところでもあるのかもしれません。

この2つの項目の内、どちらが正しくてどちらが間違っているという議論はそれぞれのご家庭の判断で良いところだと思いますが、興味深い事の一つに、立場が違ったご家庭でもお小遣いを「稼ぐ」という金融教育に一定以上の期間取り組む事によって、ぞれぞれの家庭で「家事手伝い」と「勉強」の両方に作業タスクを設定するようになったことです。

そもそも「稼ぐ」という学習は金融教育においては「お金を稼ぐ体験」に取り組むことになるので、お金を稼ぐという事がやる気に繋がるのであれば、子供たちの生活改善や勉強習慣の改善と紐づけようとする事は保護者は同じように考えることなのかもしれません。

ちなみに筆者の家族では勉強と生活の両方で作業タスクを設定しています。さらに生活ではお金が発生しないお手伝いも子供は積極的に取り組んでくれています。

【まとめ】

お金の教育において「稼ぐ」事はとても大切な学習テーマになります。それはその他の学習テーマである「使う」「貯める」「運用する」の土台を担うからです。

その際に設定する作業タスクは「生活」「勉強」「習い事」の3つの種類がありますが、いろいろと悩んだ際はまずはそれぞれのご家庭の考えに沿って取り組んでみることをお勧めします。そして慣れてきたら、徐々に作業タスクの設定を改善していけば良いと考えています。

補足情報のリンク:
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発行元:GAZKID$

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