投資信託の学習を進めてみました(運用する)

資産形成

家庭でお金の教育に取り組むようになると、保護者がお金の教育の先生になります。その為、筆者自身は子どもたちよりも早く、2021年4月頃からお金を「運用する」事にチャレンジしてきました。

2021年4月~12月は株式市場は右肩上がりで筆者が保有している投資信託の価値も順調に上がってくれていました。一方で、2022年の株式市場は下落相場になってしまい、筆者の金融資産の価値も下がりっぱなしでした。

2023年はまた少しずつ株式市場は上昇に転じているように感じており、筆者の金融資産もプラスとなっています。

ちなみに筆者の投資信託の買い方は毎日決まった金額を自動で積み立てるスタイルです。加えて金額は少額で、一日数百円程度の積み立てを行ってきました。

まずは学ぶことからという目的があったので、無理せず、極端に言えばダメで元々という気持ちで、まずはやり方や実際の値動きなどの経験を積む事を目的として投資信託の積立に取り組みました。

2021年4月から1年8カ月株式市場の値動きを毎日のように見続ける事で筆者自身学ぶことが多々あったと感じています。

その一つは将来的に伸びてくると思って積み立てている投資信託の価格が下がった場合は実は「買い増し」のチャンスであるという事が一つあげられます。このことは公式noteでも書いたことがありますが、実際に今年に入り相場がやや上昇傾向になったとき、買い増しした投資信託と買い増しを行わなかった投資信託の価値に大きな差が出ている事から「上がると信じて買う」というチャレンジと醍醐味を経験することができました。

また、自分が積み立てている投資信託の価値があがり、含み益が出ている時の嬉しさも経験しつつ、半面価値が下がり資産の価値がマイナスの状態を何カ月にも渡って経験するといろいろな疑いや恐れが出てくるということも経験することができました。

このような体験から収入が安定していることの大切さや金融資産においても不動産のように価値の変動が緩やかなものと証券のように価値の変動が大きいものでは精神的な側面から自分が抱えるストレスの大きさが異なるということも体験することができました。

これらの学びは筆者の金融リテラシーの向上、さらには子どもたちにお金の教育を行う上でも大きな学びとなりました。

【投資信託を売却してみる】

筆者が投資信託に取り組んだ目的の一つとして「運用する」ことを学ぶことがありました。

口座開設から投資信託を選択する事、さらには選択した銘柄に毎日自動で積立、価値が下がったところで買い増すという事も学んできました。

最後に残っているのは持っている投資信託を売却するという事です。

一度経験も兼ねて保有していた投資信託を売却したのですが、その際、売却を申し込んだタイミングと実際に取引が実行されるタイミングがずれるという事を学びました。

筆者は証券会社によって使いやすさや手数料などの違いがある事がなんとなく分かっていたので複数の証券口座で投資信託の積立を行っていました。

以前は大和証券が提供しているConnect(現社名:大和コネクト証券株式会社)で売却してみましたが、今回はSBI証券で売却をしてみようと思ったのです。

SBI証券はコールセンターもしっかり対応してくれるので、早速売却のタイミングについて電話で聞いてみることにしました。

とても丁寧に対応していただきましたが、説明はとてもややこしいものとなりました。それは海外の市場が関係する為です。

例えばその一つに、4月12日(水)の朝に筆者が確認した投資信託の価格は実は4月11日(火)にアメリカの株式市場で取引された価格が反映されているということがあげられます。

そしてこの時差が実際に売却する際、さらにややこしくします。

それは今筆者が見ている画面に表示されている価格は実際は過去の物であり、今表示されている価格で利益が出ているから売却して利益を得ようと思っても、4月12日(水)のアメリカ市場で株価がどう動くかは分からず、その結果は4月13日(木)10pm以降でなければ分からないという事になるのです。

さらにアメリカの市場の情報を先取りして売却のタイミングを見計ろうと考えても、アメリカの市場は日本時間で夏は22:30~翌5:00、冬は23:30~翌6:00となります。さらに、早朝アメリカ市場の終値を確認し、株価が上がったことを確認してから売却を申し込んでも、実は「約定日」が申し込んだ翌営業日や翌々営業日となったりする為、結果的には実際どの株価で約定するかは分からないということになるのです。

ですので、オペレーターに単刀直入に次のような質問を投げかけ、回答をもらいました。

Q:投資信託を保有されている方々はみな実際にいくらで売却できるかは分からず、今までの傾向などでこれくらいの価格になるかな、と予想して売却判断をするということなのですか?
A:はい、そうなります。

実は以前Connectで売却をチャレンジした際、オンラインの「チャットサポート」を利用したのですが、上記のような説明を受けても全く頭に入りませんでしたが、分からないながらに売却を一度経験し、さらに今回は電話でのサポートを受けることができたので、より分かるようになったと感じています。

【実際にやってみなければ分からない】

「運用する」事の学習にチャレンジし始め、分かったことの一つに、やってみなければ分からないことがとても多いという事です。

実際に家庭でお金の教育に取り組む際、おそらくは多くの保護者が分からない事だらけになると思います。

しかしながら分からないことだらけだからやらないという選択は逆に金融リテラシー向上の妨げになってしまいます。

幸い現在投資は学びやすい環境が整っており、もっともハードルが低いところではクレジットカードや決済サービスなどの「ポイント運用」に取り組む事が可能です。さらには少額投資も可能であり、投資信託であれば100円から積み立てる事が可能な環境があります。

日本は低金利が続いており、銀行に貯金しているだけではお金はなかなか増えてくれません。またインフレ率が上昇傾向にある中、貯金という方法ではお金そのものの価値が下がってしまう可能性もあります。

このような社会の流れの中で上手にお金の事に取り組むには、分からないながらにやってみて、足りない知識をその都度学習していくという方法が良いような気がします。

筆者自身、実際に売却を試みる中ではじめての売却の際は分からなかったことも、2回目のチャレンジで分かってきたことが増えました。

金融リテラシーの向上は「お金に関する能力の向上」という事もできます。お金に関する能力の向上において運用に関する知識の向上は大切な取り組みテーマになります。

ぜひはじめの一歩を踏み出し、ややこしい事も体験を通じて理解を深めていって欲しいと思います。

補足情報のサイト:
SBI証券:NISAやるならSBI証券 
CONNECT:CONNECT | 未来を作る、1株と出会おう 
ポイント運用:永久不滅ポイント運用サービス 
note:損している株に増資する??? 

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