「稼げるようになろう!」だけでは金融リテラシーが高いとは言えないのです | お金に関するスキルをあげる

子育て

お金の教育ではお金を「稼ぐ・使う・貯める・運用する」という4つの学習テーマに取り組みます。

自宅でお金の教育に取り組むようになった頃、筆者は「稼ぐ・運用する」ということに学習の面白さを感じ、「稼ぐ」ではメルカリを利用して自宅の不要なものをどんどん販売し、労働以外で「稼ぐ」という楽しみを知りました。そして「運用する」ではまずはポイント投資やクレカ投資などを利用し、少額でも利益(含み益)が出る喜びを体験しました。そして学びが進み、子どもたちや妻にも少しは「運用する」事について話が出来るようになったと感じたころ、家族全員の証券口座を開設し、選んだ投資信託に積立投資を設定し、家族全員で利益(含み益)が出るという楽しみも家族で経験することができました。

しかしながら、「稼ぐ・運用する」の取り組みを進める中、昨年は特に「使う・貯める」ことについても学習の面白さ、そして大切さに気が付くようになりました。

【節約の大切さ】

かねてから厚切りジェーソンさんやひろゆきさん、さらには株主優待名人の桐谷さんやFIREで著名な桶井道(おけいどん)さんなど、みなお金を使わないということに共通点があるという事を紹介してきました。

そしてなぜ「節約」や「倹約」が大切になるかという事においては、「稼ぐ」と「使う」のバランスを崩すと「なんとなくいつもお金が足りない」ような状況に陥ってしまい、金融リテラシーが高いとは言えなくなってしまうとう説明も度々してきました。

このような事を筆者も学び、筆者自身も「お金を使う」スキルを少しずつ高めることができるよう、お買い物の際は積極的にポイント還元や割引などをマーケット間で比較しました。さらに、料理好きであることなども手伝い、週末のお昼は外食が多かったのですが、YouTubeのプロのシェフたちの動画を参考に、自宅でも外食気分が味わえるような料理にチャレンジしてみたり、ポップコーン作りやお菓子作りなどに取り組んでみたりと、家族の食費を浮かすスキルアップにも取り組んだりしてみました。

このような取り組みは一見すると「趣味」と判断してしまいそうですが、実は食費の節約にはしっかりと貢献しており、例えば週末に家族でマクドナルドにいけば、あっという間に2,500~3,000円はしてしまうにも関わらず、YouTubeで参考にした「卵と麺があれば!オイスターソース香るまかない焼きそば/卵大好きシェフのレシピ/Stir fried Noodle with Omelet(Wakiya YujiのYUJI CHANNEL)」という動画で紹介されていたオイスターソースのオイスターソースベースのマイタケ焼きそばは中華料理屋さんで食べるような本格的な味を楽しめるにも関わらず、値段は焼きそばが3パック入って1セットになっている150円とマイタケ150円~200円で合計しても500円以下で済ませることができるようになったのです。

またポップコーンに至ってはドン・キホーテに行くと、コーン1kgを500円程度(税込み430円)で購入できます。誰しもが一度は口にしたことがある「マイクポップコーン バターしょうゆ味 50g」が100円だと単純計算しても、2,000円分のポップコーンを500円で購入出来ているという事になります。

もちろん味付けが違うという事になりますが、料理好きが講じて色々と試す内に、味つけのポイントは「味を付けるための粉末調味料」をハンドブレンダーなどで細かく砕くという事も学び、今では「コンソメ味のポテトチップス」に似たような味付けのポップコーンを楽しむ事が出来るようになりました。たいてい一度に70gのコーンを使うので、コーン代は単純計算で35円となります。カロリーを気にしなければ「キャラメル」味のレシピはYouTubeでもすぐに出てくるので、コーン代35円に砂糖代となりますが、砂糖代も数円となる程度の料となり、購入すると考えるとおやつ代の「節約」になっていることが分かります。

そして昨年はこのように「おふくろの知恵」「おばあちゃんの知恵」というようなジャンルで括られていたカテゴリーが実は「節約」のスキルになるという事もしり、筆者自身積極的にこれらの知恵を磨くようになり、「お金を使う」スキルを総合的に高める方法に学びを深めるようになったのです。

【「これも節約になっていたのか!スキル」を磨く】

実はこのような「おふくろの知恵」や「おばあちゃんの知恵袋」のようなものが節約になる事を知り、実際に自分が磨いてきたスキルを見直してみました。

料理が好きである事は前述の通りですが、料理に使う「包丁」が切れるのは料理をしていて楽しいものです。ですので、筆者は10年以上かけて独学で「包丁研ぎ」の技術を学んできました。インターネットの情報や動画などを参考にしつつ、それらの内容が実際にどういうことなのかをトライアンドエラーを繰り返しながら学んできました。そしてやっと昨年くらいから納得できる切れ味が得られるようになりました。

筆者は月に1回は包丁を研ぎ、多い時は2回程度研ぎますが、「包丁研ぎ」をシルバーセンターや店舗にお願いすると500円~2000円という価格になります。使っている包丁は数千円の安いものですので、仮に研ぐ料金が500円だとしても年間で6000円以上、「包丁を研ぐ」お金を節約出来ていることになります。

さらには「研ぐ技術」があるお陰で、趣味の釣りで釣った魚を裁く際の「出刃包丁」と「さしみ包丁」は100円ショップで購入したものを使用することが出来ているのです。さらには「さしみ包丁」は仮にそれが100円ショップで買ったものだとしても、研げば食パンを切る事ができます。ですので、「研ぐ」技術があったおかげで、「さしみ包丁」「出刃包丁」「パン切ナイフ」を揃えるのに、200円で済んだという事も言えるのです。

昨年トライした中では、「おふくろの知恵」とも言える、「洗濯方法」をインターネットで学び実際にトライすることで、「新品未使用」だけど「赤カビ」が生えてしまった定価8,000円(ロコンドなどでも6,000以上)のコンバースの靴を2,000円で購入することができました。実際のスキルとして「酸素系漂白剤」を使用すると赤カビが綺麗におちることを知り、自宅にあった300円程度の酸素系漂白剤を使用し、赤カビが生えたコンバースを漬け置きで洗ったところ、全ての赤カビが落ち、「新品」の状態に戻してからコンバースの靴を履いています。このスキルがあるお陰で、さらに靴を安く購入する事が出来るようになったのです。

【節約は楽しい!?】

お金の教育に取り組む前までに、このような「節約」をどこか「貧乏くさい」とかんじていた部分もあったと思います。

しかし、お金の教育に取り組み、これらのスキルが「お金に関する能力」であり、金融リテラシーのスキルとなるという事を知り、今ではこれらのスキルアップに楽しみながら取り組んでいます。

お金を「使う」と言う取り組みでは、お金を使う際になるべくお金を使わないというスキルを身に着けますが、それはポイント還元や割引の賢い利用に留まらず、節約スキルを身に着ける事も含まれるのだと考えるようになりました。

お金を「稼ぐ」スキルをあげることは決して簡単ではなく、中長期的な取り組みになります。しかし「稼いだお金」を右から左に使っていってしまうのであれば、働けなくなったときにお金がない状態になってしまいます。

一方で、「稼ぎ」を増やすことに取り組む中、節約スキルを向上させて行く事は、お金を「稼ぐ・使う」上でバランスの良い学びを進めていくことになるのではないでしょうか。

お金の教育はとても奥が深く、楽しく新しい発見を毎日の生活に与えてくれます。

ぜひお金の教育に取り組む際は「節約スキル」を身に着けることもご家族で取り組み目標にしてみて欲しいと感じています。

こちらのメルマガが少しでもみなさまの参考になれば幸いです。

参考情報のサイト:
レシピ: 卵と麺があれば!オイスターソース香るまかない焼きそば 
コンテンツサイト:家計を支えるスキル | ホームスキルハック | 稼ぎを倍増させるスキル 
コンテンツサイト:お金の教育で「お金を使う」事を学ぶのがとても大切である理由 | お金は「稼ぐ」だけではない

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