お金の教育で「お金を使う」事を学ぶのがとても大切である理由 | お金は「稼ぐ」だけではない

FIRE

GAZKID$ではお金の教育をより深く知るために、実際にモニター家族やスタッフ家族に協力してもらいながら、お金の教育を研究しています。

その中で学んだことは多々ありますが、その一つはお金の教育で取り組むべき学習テーマです。

欧米のサービスを見る中で、お金の教育で取り組むべき学習テーマは次の4つであることが分かりました。

  • 稼ぐ
  • 使う
  • 貯める
  • 運用する

サービスによっては上記の4つに「借りる」を加えているサービスもありますが、GAZKID$ではまずは上記の4点に焦点を当て学びを深めていきました。

今回の記事では特にこの中のお金を「使う」ことについて一緒に学んでいきたいと思います。

【FIREしたい人はお金を賢く使いましょう】

以前よりGAZKID$の投稿を通じて、お金の教育におけるそれぞれの学習テーマの学びを深めてきました。

投稿を開始した当初はお小遣いを「稼ぐ」や「運用する」事をテーマにした内容が多かったのですが、お金の教育に対する学びを深めるうちに、お金を「使う」という学習テーマの奥深さが少しずつ分かるようになってきたと感じています。

以前、筆者はお金を沢山使って欲しいものを出来るだけ買いたいからお金を沢山「稼ぎたい」と思っていました。そしてこの考え方が間違っているかもしれないという事は少しも思いませんでした。

公式noteなどでも紹介していますが、経済的に成功を収めている方々に「節約」という共通点がある事、そして彼らにはコンビニの利用を出来るだけ回避している事、さらには資産を形成するには「タネ銭(せん)」が必要であり、「タネ銭(せん)」を出来る限り多く捻出する為には「節約」やお金を出来るだけ使わないスキルを身に着ける必要がある事も学んできました。

そして今回、「「高年収じゃなくても、FIREを達成する人」に実は共通している特徴」という記事を通して、繰り返しお金を使わない大切さを学ぶことになったのです。

この記事で紹介されていたコメントの中に次のような内容のものがありました。

  • 1億円稼いでも、1億5000万円使う人は当然赤字になりますよね。いっぱい稼いでも、いっぱい使っている人には、やはり手元にはお金は残りません。
  • FIREする方は固定費を抑えるのが上手で、資産も何億円もなくても、数千万円ぐらいあればやっていける方が多いんです。なかには、「年間支出150万円くらいに抑える」という人もいます。
https://nikkan-spa.jp/1864701/2

まず「1億円稼いでも、1億5000万円使う人は当然赤字になります」という事ですが、筆者の以前のような「(足りなくなったら)もっと稼げばいい」という考え方は、いつかこのような状態に陥ります。

収入よりも多く支出していたら、「もっと稼げばいい」という考え方も出来るのですが、お金の教育に取り組むと、「稼ぎ」を増やす事は中長期的に取り組む事であり、またコツコツ進めていく取り組みになる事を知ります。ですので、「もっと稼げる」状態を実現させるよりも「お金を使う」速度が上回れば赤字となってしまうのは当然の事なのです。

ですので、もっと稼げばいいと考えている人であっても、実際に稼ぎが増えるまでは、お金を使う際、自分の収入に応じて支出のブレーキをかけられるようにならなければならないのです。

そして資産を形成し、FIREと言われる「経済的自立、早期引退」を実現させたいのであれば、支出を出来る限り減らし、減らして手元に残せた分を「運用」に回す事に取り組む必要があるのです。

また、インタビューでは、

(お金を「使う」事が上手になれば)「給料が上がらない」「この年収じゃ資産形成なんて無理だ」なんて思っている方も、マネーリテラシーさえ培えば、FIREは十分に可能だと思います。

https://nikkan-spa.jp/1864701/2

という事が説明されていました。

また、「稼ぎ」を増やすことに努力しないわけではなく、それはそれで努力しつつ、お金を出来るだけ使わないスキルを身に着けていくことは、「資産も何億円もなくても、数千万円ぐらいあればやっていける」状態に自分を置くことも可能になるという事なのです。なかには、「年間支出150万円くらいに抑える」という人もいるそうです。

【お金はだらだら使わない】

支出を抑えるための工夫は「節約」がかぎを握りますが、「44歳で金融資産1億2000万円!FPをも唸らせた「貯蓄達人ぶり」とは?」の記事の中では次のように説明されていました。

とにかく、固定費を見直すこと。アンペア数は、適切か? 電力自由化を最大限に利用すること。また、中途半端なお金の使い方をしないようにしています。だらだらと、お金を使っていると、満足感がないのにお金だけが減っていくと思います。私は、ひと月で常備品以外、冷蔵庫を空にしています。食材は、絶対に無駄にしません。

https://news.line.me/detail/oa-allabout/c94bd26f4d02

節約と言っても方法は様々ですが、その方法を一つでも多く知り、お金を使う際に出来るだけお金を支払わない方法を身に着けることは最終的に自分の収入の力を増幅させてくれるのです。

厚切りジェイソンさんの言葉を借りれば、次のように表現することも出来るかも知れません。

「(厚切りジェイソンさんの)母親は割引クーポンをいつも持ち歩き、セールを活用して家計をやりくりしていた。お父さんは、『お母さんがそうやって工夫してくれることで、お父さんが稼いだお金の購買力を倍にしている。お母さんは働いていないけれど、同じくらい家計に貢献しているんだよ』と言っていました。」

https://news.yahoo.co.jp/articles/7d3daf79010894dd0eaf30c65561f540d551610a?page=2

お金持ちは節約をするイメージがあまりないかも知れません。

しかし、筆者が学んできた経済的な成功を手に入れた方は節約を実践する中で家庭の経済基盤を作り上げました。

この記事では節約術を身に着ける事で金融資産を1億2000万円に増やす為の「タネ銭(せん)」を作ったことが紹介されていました。

【まとめ】

FIREの状態を手に入れられるような金融資産の基礎を築くためにはやはり投資の「タネ銭(せん)」、すなわち運用資金は出来るだけ多い方がその分資産も形成しやすくなります。

さらに、運用で資産を増やすための方法にはいろいろとあり、それらのスキルを学ぶ為にもやはり運用資金は多いほうが有利になります。

自分が手に入れている「稼ぎ(所得)」の力を伸ばすには、お金を使う際は出来るだけお金が出ていかないような方法で、日々の支出を減らしていく必要があるのです。

「稼ぎ」を増やすことに力を注ぐ事は大切です。しかしながら、稼ぎが増えた分支出が増えていては資産を育てる事は難しくなってしまいます。

経済的な成功を手に入れる為には「稼ぎ」を増やす事と並行して、お金をより賢く「使う」というスキルも身に着けて行かなければならないのです。

補足情報のサイト:
コンテンツサイト:「節約・倹約」はお金持ちの共通点!? | お金持ちになれる才能について考える
記事:「高年収じゃなくても、FIREを達成する人」に実は共通している特徴 
note: 「運用じゃなくて、支出を意識した方がいいですよ」と厚切りジェイソンさんが言っていました 
note:厚切りジェイソンさんが家族全員が一生困らない財産を築いた方法 

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