ジモティーに挑戦 | 「0円」で手に入れるという方法 | 体験談

節約

お金の教育に取り組むようになり、子どもたちのみならず、筆者夫婦もお金に関する能力に磨きをかけることができるようになりました。

お金の教育を始めた当初に取り組んだ能力の一つは「稼ぐ」方法を増やすという事です。きっかけは「稼ぐ」方法は「労働」だけではない事を知った事です。そして「労働」以外の稼ぐ方法の一つとしてまずは自宅にある不要な物をメルカリで売るということにチャレンジしてみました。noteの記事「妻が今年に入ってメルカリの売上を7万2000円まで増やした話」などでも触れていますが、昨年一年間を通じて、12万1213円を「稼ぐ」事ができました。昨年一年間で妻はメルカリで不用になったものを販売することにも慣れ、すでに今年に入り1万6050円を「稼ぐ」事ができています。

また、昨年後半はnoteの記事「厚切りジェイソンさんが家族全員が一生困らない財産を築いた方法」でも触れていますが、筆者自身が「節約」にもチャレンジするようになり、「どのような方法で買えばよりお金を使わずに買えるのか」、さらに食料品などは「どこのスーパーで買えばさらに安く買えるのか」など、「より安く買う」というスキルを積極的に磨くようになりました。このような取り組みを継続し、今では牛乳はXXスーパー、卵は〇〇スーパー、さらにはお肉類・お野菜は△△スーパーなど、自分でも驚くほど食料品の価格を意識するようになりました。

前々回のメルマガ「「稼げるようになろう!」だけでは金融リテラシーが高いとは言えないのです | お金に関するスキルをあげる」でも触れたように、お金に関する能力は「より多く稼ぐ」という事だけに留まらず、よりお金を使わないで済む「お金の使い方」、さらには「貯める・運用する」事においても学びを深める必要があるのです。そしてこれらの能力をバランスよく身に着けることこそ、高い金融リテラシーを身につける事になるのです。

【ジモティー】

筆者自身が色々と「節約」への学びを深める中、昨年、自転車の買い替えが必要になりました。

その事はnoteの記事「自転車を直すスキルを磨きたい | 節約スキルを磨く」でも詳しく触れていますが、あえて新品の自転車は買わずに「節約スキル」を磨くことへのチャレンジも兼ねて、メルカリで「中古のブランド自転車」を購入したのです。

そしてこの自転車を探している際、「メルカリ」と併用して「ジモティ」というスマホアプリのサービスの利用にもチャレンジしてみたのです。

ジモティーは運営会社のホームページによると「地元の掲示板 ジモティー」「格安で、欲しかったものを入手できる地域の情報掲示板『ジモティー』」「利用料、手数料は一切不要!だれでも簡単に地元の情報を発信したり、手に入れたりできます。」というキャッチコピーでサービスを紹介しています。

実際に使ってみると、確かに自分が設定した地域で様々な物が販売されたり、譲られたりしている事が分かりました。

メルカリでのやり取りは多少の経験がありましたが、「ジモティー」は初めてです。ですので、まずは慣れることから始める為、まずは欲しい自転車が掲載されていたら、相手にコメントする事から始めてみました。

そしてコメントすることに慣れてきたら、実際に値段交渉などにチャレンジし、なんとなく「ジモティー」の使い方を学習しました。

結果的に自転車は「メルカリ」で購入することになりましたが、継続して「ジモティ」を覗いていると、まだまだ使えそうなものが「0円」で取引されていることを知るようになりました。

本当に「0円」でもらえるのかな?という疑心暗鬼もあったのですが、ちょうど中学2年生の長男が友人宅から勉強机を譲ってもらえる事になった事もあり、せっかくなので勉強机用のライトは「ジモティ」で譲ってもらう事にチャレンジしてみようと決心したのです。「メルカリ」は「0円」でのやり取りはありませんが、「ジモティ」は「0円」で譲ってもらう事ができるのです。お金をより使わない方法をさらに磨いてみたい筆者にとってはチャレンジしても失うものは何もありません。

いざ決心すると疑心暗鬼はどこ吹く風で、勉強机用のライトを毎日のように探す日々が始まりました。

いざ色々と探してみると、他にも「譲ります」と書かれているものでまだまだ使えそうな物が様々目につくようになりました。そして「買う」となると躊躇していた物でも、「くれる」となるとぜひ譲って欲しいと思う物が色々とあることに気づき始めたのです。

例をあげると、リビング用の「シーリングライト」、2歳児と6歳児が使う為の足を折りたためる「ローテーブル」、6歳児用の食卓用の「ハイチェア」、更には仕事用の「オフィスチェア」などです。これらのものは自宅にあるものですでに事足りているので、あえて買うまではいかなくとも、本当はあったら便利だなと感じていたものとなります。

このような掲載品を見ていく中で、ふと2歳児の娘が使えそうな状態の良い「キックボード」が目につきました。

「ジモティー」は良いものが出た際は取り合いになるので早い者勝ちという側面もあり、やはり問い合わせるタイミングは自分が譲ってもらえるかどうかのポイントになります。このことをなんとなく学び得ていたので、少し前からお姉ちゃんのキックボードに興味を持つようになった次女用にと、掲載されたキックボードを見て状態が良いのを確認したら、すぐに「譲ってほしい」と問い合わせてみたのです。

すると「いいですよ!」というお返事を頂くことが出来たのです。

そして結果的に「ジモティー」で初めて譲ってもらったものはこのキックボードとなったのでした。

その後、しばらくした後、長男用の勉強机のライト、さらには、6歳児用の食卓用の「ハイチェア」も譲っていただくことができました。またリビング用の「シーリングライト」、2歳児と6歳児が使う為の足を折りたためる「ローテーブル」も同じ様に譲り受けることができたのです。

そして今週末、いよいよ使用期間が1カ月しか経っていない「オフィスチェア」も譲ってもらう事になりました。

【欲しいものを手に入れる方法を増やすという事】

実は「ジモティー」を見ていると、「え?これ0円でくれるの?」という物が度々掲載されます。

このような掲載を見るにつれ、買う事は考えていなかったけど、くれるならぜひ譲り受け、使ってみたいと思うようになったものが出てきます。

その一つに運動器具があります。筆者は早朝ランニングを継続していますが、時間が許す限り、自宅での腕立て伏せに加え、近所の公園の懸垂棒で懸垂やディップスという筋トレにも取り組んでいます。そして「ジモティー」では度々この懸垂用の運動器具が「0円」で掲載されます。ダンベルなどは比較的高頻度で掲載され、さらにベンチプレスができるような本格的なトレーニング器具も掲載されることがあるのです。今まではこのような筋トレ用の器具を自宅に欲しいと考えたこともありませんでしたが、誰かに譲ってもらえるなら自宅に欲しいと思うようになり、先日タイミングが合った方から、ダンベルを譲って頂くことができたのです。

筋トレ器具以外には、調理器具があります。昨年料理好きを自分でも認めるようになったこともあり、「ジモティー」を見ていてぜひ譲ってくれるなら使ってみたい、と思う様になった調理器具として「パスタマシン」「ホットサンドメーカー」「ワッフルメーカー」などがあります。また色々と見ている中で古くなってきた「オーブントースター」や「エスプレッソマシーン」の代わりになるものも意識して見るようになりました。

調理器具の中ですでに譲っていただいたものの中には、餃子を作る「くるりんパオ」という調理器具があります。筆者は以前より「餃子作り」に挑戦しており、最近では2歳児と6歳児の娘たちにも手伝ってもらうようになりました。もちろん妻のサポートがあっての事ですが、娘たちが「(餃子づくりを一緒に)やりたいやりたい」というので、100均で買える餃子を包む調理器具を2つ購入し、それを使って二人の娘たちに餃子を巻くお手伝いをしてもらっていました。そんな中、ジモティーで「くるりんパオ」なるものを譲ってくれると掲載されており、さらには自宅から自転車で10分くらいで行けるところでの取引となると書かれていたので、すぐに問合せ、譲り受ける事となりました。

「くるりんパオ」なる道具がこの世に存在している事さえ知りませんでしたが、「ジモティー」で掲載されてたことで存在を知り、さらにはそれを譲り受けることが出来たのです。

そして「ジモティー」での経験値が少しずつ増えることで筆者の中で学び得た事があります。それはお金を「使う」という学習での学びとなりますが、「欲しいものを手に入れる」方法には「お金を使わない」で手に入れるという方法もあるという事です。

お金を「使う」事には3つの学習テーマがあり、以下の通りとなります。

  • お金は使ったら二度と戻ってこないという事を経験的に知る
  • 欲しいものと必要なものの違いを知る
  • お金を使う際、出来るだけお金を使わない方法を知る

この中で3番目の「お金を使う際、出来るだけお金を使わない方法を知る」という方法は、ポイント還元や割引を上手に利用することに加え、新品でなく中古を買う事や、店舗を選んでより安く買える方法を身に着けるという事も含まれています。

これらのスキルはお金を「使う」事を前提としているのですが、「ジモティー」を利用するとお金を「使わない」で手に入れるという事が可能になるのです。

お金の教育に取り組めば取り組むほど、お金を「使う」という事においてはスキルを上達させる必要があるという事を理解するようになりますが、「ジモティー」の経験を積む事で、この日本社会にはお金を「使う」という方法を飛び越えて、お金を「使わない」で「欲しいもの」を手に入れる方法が存在していたということに理解を深めるようになったのです。それは「譲ってもらう」という方法です。

そしてこの「譲ってもらう」という方法を手に入れることで、「必要なもの」と「欲しいもの」はさらに細かく分類され、「買わなければ手に入れることができないもの」と「譲ってもらえるまで待てるもの」に分類することができ、節約の方法が増える結果に繋がるのです。

そして「ジモティー」の利用経験が増えてくると、人から人の手に渡りやすいものがどのような物かも大体理解できるようになり、自分が欲しいと思ったものを手に入れる方法もより洗練されたものとなっていくのです。

【まとめ】

お金の教育ではお金を「稼ぐ・使う・貯める・運用する」という4つの学習テーマに取り組みますが、お金を「使う」事を学ぶ事は収支のバランスを保つことを助け、出費における健全な感覚を養う事になります。

そしてこの感覚を養う事にチャレンジし一つ一つスキルを身に着けていくことで、コンビニで買えば税込230円する牛乳を、近所で最も安く買えるスーパーで税込み199円で買えるようになり、アマゾンで買えば6975円するプロテインは、別のオンラインショップで4683円で買えるようになり、さらには、定価で買えば税込み32,000円するオフィスチェアを「0円」で譲ってもらう事ができるようになるのです。

そして筆者が体験を通じて感じている不思議なことの一つに、より安く手に入れた物ほど、所有する際の喜びが大きいという事なのです。

このような感覚を筆者自身が体験するようになる事は、お金の教育に取り組む前は想像もしていませんでしたが、節約スキルを磨くようになってからは、より安く手に入れたり、「ジモティー」を利用するようになってからは「譲ってもらう」という方法で手に入れる経験をする中で、本当に不思議なのですが、手に入れた事そのものに「充実感」や「満足感」があり、それらを見たり使ったりする度に心地の良い「充実感」や「満足感」を得ることができるのです。

以前お金がなぜ大切かということについて掘り下げたことがありますが、お金は私たちの衣食住を手に入れさせてくれるものであり、私たち人間にとって衣食住は生活の営みそのものであり、それをお金は手に入れさせてくれているということになります。だからこそお金は大切なのであり、大げさに言えばお金は生活を守ってくれており、命を守ってくれているということになるのだろう、と理解を進めた事がありました。

ひょっとすると、より安く手に入れたり、「0円」で手に入れる事は、自分で自分の生活を守ったという事からくる「充実感」や「満足感」を作り出してくれているのかもしれませんね。

今回のメルマガは「ジモティー」を通じて学び得たお金の教育について掘り下げましたが、節約スキル向上に取り組む際、少しでも参考にして頂ければ幸いです。

補足情報のサイト:
note: 食生活管理と節約を叶えてくれた〇〇ツール 
note: 妻が今年に入ってメルカリの売上を7万2000円まで増やした話 
note: 買うときのこだわり | お金の教育の視点から 
メルマガ:「稼げるようになろう!」だけでは金融リテラシーが高いとは言えないのです | お金に関するスキルをあげる

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