お金を「使う」ことに関しての新しい情報 |金融リテラシー向上に取り組む | GAZKID$ ガズキッズ

お金の教育

先日お金の教育に関しての情報を色々と検索していたところ、お金を「使う」ことに関しての新しい取り組み方を知ったのでご紹介します。

【お金を「使う」】

GAZKID$ではお金を使う際の学習テーマをいくつかあげていますが、ざっと以下の通りとなります。

  • 必要なものと欲しいものを区別できるようになる
  • お金を使う際はできるだけお金を使わない買い方を身に着ける
  • お金は使ったら二度と戻ってこないという事を知る

必要なものと欲しいものの区別はどういう事かというと、例えば水分補給におけるお水は必要なものですが、ジュースは欲しいものとなります。服は必要なものですが、ブランドの名前が入った一枚数万円もするようなTシャツは欲しいものになります。靴も必要ですが、数万円もするようなおしゃれな靴は欲しいものになります。またすでに必要な分の着るものがあれば、それ以上の衣類は全て欲しいものになります。

こういった具合にまずお金を使う際に必要なものと欲しいものの区別を学びます。

次にお金を使う際は出来るだけお金を使わないようにするという事は、例えばポイント還元だったり、割引だったりのスキルを身に着ける必要があります。またスーパーや薬局など、どこで買えばより安く買えるかを学ぶ事も大切な学習になります。さらには新品でなくてもメルカリの新古品でほとんど使用していないような中古品を買うという方法を学ぶこともとても良い学習となります。デパートで買うと定価で買う必要がありますが、同じものをネットで買ったほうが安い場合もありますよね。このような知恵はお金を「使う」という事で学ぶべき事柄となります。

最後にお金を使ってしまうと、そのお金は二度と戻ってこず、また改めてその分のお金を「稼ぐ」必要があるということを学ぶこともとても大切な学習になります。

【何に対して自分のお金を使わせるか】

お金を「使う」際の学習テーマは上記の通りとなりますが、では、実際にどのようなものを購入する際にお小遣いを使わせたらよいのでしょう?

我が家では次のような使い方をさせています。

  • 数百円程度の飲食
  • 数百円程度のおもちゃ
  • 通信ゲームの月額利用料(定額)
  • お友達同士の外出は半分自分で払う(交通費、飲食)
  • 数千円以上するおもちゃなど(お小遣いを貯めてから買う)

ざっくりとではありますが、筆者宅ではお金を使う際のルールは上記のようなルールを作っています。

そして子どもたちではなく、親である筆者夫婦が払うものは次の通りの事柄があります。

  • 学校で必要なもの(制服、ノートなどの文房具、衣類)
  • 給食費や修学旅行費、またはその時のお小遣い
  • 毎日の生活の中で食べるおやつ

ざっと思いつくのはこのような感じです。

【新しい考え方】

筆者の中では子供たちにとって必要なものは親が出し、欲しいものを自分たちのお小遣いで買ってもらおうと考えていました。おそらく筆者のこのような考え方が上記のような分類となったと考えています。

しかし新しく知った情報は子供の必要なものを子供にお小遣いで買わせるという内容でした。

たとえば学校で必要な文房具などは自分のお小遣いで買う。水筒なども自分のお小遣いで買うという事でした。

そして筆者にとってこの考え方は目からうろこであり、確かに必要なモノを自分で買うことこそ、社会勉強であり、お金の教育になるのかもしれないと感じたのです。

もちろん足りない部分は保護者が補填すれば良いのですが、お金というものは日々の生活の営みを守ってくれるものです。ですので、子供たちにとって日々の日常が学校生活なのであれば、学校生活を支える為にお金が必要となるのです。

そして学校生活に必要なモノを購入する際にかかるお金を自分で支払わせることこそ、お金の本質的な役割を体験学習できると感じたのです。

【取り組み方】

まだ実際に筆者宅ではこのような取り組みを開始できていませんが、もし取り組むとしたら、次のような事を予め子供に伝える必要があるでしょう。

学校生活に必要なものは1年間でいくらくらい必要か?

日々取り組む作業タスクでこれらの必要なものを全て買えるのか?

ですので、まず筆者宅では長男が一年間でかかった給食費を算出し、更にはバスケ部で購入したユニフォームや靴の金額を計算し、その他にも水筒やリュック、さらにはノートなどの細々したものをいくらくらい買っているかを計算しなくてはならないことが分かります。さらには今後の修学旅行などの費用も一緒に考えてもいいなと思いました。そしてこの計算したものを子供と一緒に話し合い、これらのモノは自分のお小遣いから捻出するように話す時を持とうと思いました。

【まとめ】

実際にお金の教育に取り組むと、お小遣いを「稼ぐ」事で子供たちのやる気を伸ばすことを経験します。

そしてお小遣いを稼ぐことの必要が増すことはこのやる気もさらに伸ばせることになります。

さらに、お金はまずは必要なモノに使うという摂理が働いています。お金はまずは必要なものに使い、残っているお金で欲しいものを買いますからね。

このことを体験してもらうためにはやはり子供の生活に必要なものを自分のお小遣いから捻出するという事を体験させて行くことは効果が高く、現実に即した方法だと考えるようになりました。

もちろんお金の教育はまだまだ始まったばかりの学習カテゴリーですので、子供たちを取り巻く環境も考慮するべきだと思います。子供たちは自分の家庭と友達の家庭を比べるものですからね。また、現実と向き合う準備が出来ていない状態で、家庭の中で子供たちに社会の厳しさを突きつけることになっては本末転倒です。お金を稼ぐ楽しさや使う楽しさ、さらには貯金が増えていく楽しさや運用してお金が増えていく楽しさを一緒に実感してほしいと思います。

あくまでもお金の教育は子供たちが社会に出る為の準備のようなものです。ですので、指導にあたる保護者は、(お金が足りなくなるような)失敗をしても大丈夫という大きな気持ちでお金の教育に携わってほしいと思います。

みなさまのご家庭でのお金の教育のヒントになれば幸いです。
 
補足情報のサイト:
メルマガ:お金を「使う」際の自制力が養われました
メルマガ:子供の衝動的な「欲しい!」に対処する方法
外部サイト:メルカリ

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