やる気を作り出すことが出来なければ高い目標へは到達できない

やる気

以前の投稿で「やらされている内は成長はない、を解明する|やる気のメカニズムの視点から」というタイトルでやる気を作り出すためのメカニズムを説明させて頂きました。

今回はこの投稿の先を行く内容で、やる気を作り出す事が高い目標到達には必須となるということについて筆者が学んだ事をお伝えしようと思います。

【やる気を作り出す方法】

そもそも以前の投稿「やらされている内は成長はない、を解明する|やる気のメカニズムの視点から」では、やる気を作り出すには「内発的動機付け」と「外発的動機付け」があるという事を説明させて頂きました。

また「外発的動機付け」によって、人は新しい分野の事を学び知るという事についてもお話ししました。

さらに、「外発的動機付け」で取り組んだことに結果がついてくるようになると、取り組みの対象に興味や好奇心が生まれ「内発的動機付け」が働くようになるという事も説明しました。

人の行動とはこのようにやる気がガソリンや電気エネルギーのような動力となって働いてくれることで、新しいことを知ったり、勉強やスポーツに自主的に取り組むようになるという事でした。

【高い目標に到達するには、、、】

ではこのようなやる気を作り出すメカニズムをより高い目標に到達する為に使うことは出来ないのでしょうか?

実は、より高い目標に到達したい場合、興味や好奇心のような内発的動機付けだけでは乗り越えることが出来ないような壁にぶつかることが出てきます。

そのような時は思う存分外発的動機付けを働かせることで、更にやる気を伸ばすことができるようになるのです。

また逆の説明も成り立ち、もし上手に内発的動機付けも外発的動機付けも働かせることが出来なければ、より高い目標に到達する事はおそらく出来なくなるのです。

【実際の例】

実は筆者はそのことをまさに経験した事があります。

それは健康診断で血糖値の高さが指摘されたことによって、生活改善に取り組んだ時の事です。

その時の健康診断では、血糖値の高さの他、内臓脂肪と肥満も指摘されました。

その為、血糖値を下げる為の食生活改善と、内臓脂肪と体重を落とすために運動への取り組みを開始することになったのです。

当初、筆者は食生活をそこまで変えなくても、運動量を増やせば体質改善が進むと思っていました。

また、運動はそもそも好きですので、内発的動機付けも働きやすく、そこまでの苦痛を感じることなく取り組む事が出来たのです。

しかしながら、運動量を増やすといっても仕事も子育てにも取り組む中での事なので、時間にも限りがあり、せいぜい運動に取り組めても、当初は週に2回30分走りに行く程度が精一杯でした。

また、走るといっても30分以上は走ることが出来ず、30分が体の限界という事でもありました。

しかし、これでは一向に体重は減らず、むしろ体重が増加するような事もありました。なぜならば、運動した分食べてしまうからです。

このような取り組みでは健康状態が良くならないことが分かっていたいので、いよいよ運動量を増やし、食生活改善に取り組む事が避けられない事となりました。

しかしながら、運動は内発的動機付けが働いている範囲での取り組みは既にやっている状態でしたので、運動をさらにふやすといういう事は30分を60分走れるようになるという事であり、食事も食べる量を減らすことに取り組むという事でした。

実はこれらの取り組みは楽しくできる範囲ではなく、文字通り程度の差はその時々であるにせよ、やはり苦痛が伴う取り組みとなりました。

その際の苦痛を乗り越え、健康的な体を手に入れるという高い目標にたどり着くまでに使ったやる気こそ、外発的動機付けと内発的動機付けでした。

【外発的動機づけを強く働かせる】

筆者自身は健康的な体づくりの際、住んでいる区から受けられる無料サポートを半年に渡り受けることにしました。

このサポートは毎月1回電話で取り組み状況を確認してくれた上で、必要な助言を与えてくれるというものでした。

そして筆者は特に、褒められるという「評価」が外発的動機付けとして強く働く事を知っていたので、毎月一度のサポートを受けることで、体重が減ったことを報告する事、さらには食事の量を減らせているという報告し、筆者の担当者が「今月もよく頑張りましたね!」という評価を手に入れることが大きなやる気を作り出してくれていたのでした。

またこの半年間、外発的動機付けが得られた中で、ランニングを続けることができ、結果的に呼吸器系が鍛えられ、10キロを60分強で走れるようになり、走る事そのものがそこまで苦痛に感じることも減ってきたのです。

また、食事の量を健康的な量に減らすという取り組みも、外発的動機付けが働く中で、徐々に改善を進め、健康診断時よりも食事の量を減らすストレスが減ったのでした。

また、区から受けたサポートは半年間で終了しましたが、この間にランニングと食生活でペースを掴み、さらにはランニングでは走れる体を作り上げられたこともあり、ランニングそのものに対しさらに強い内発的動機付けが働くようになったので、区からのサポートという外発的動機付けの補助輪がはずれてもしっかりとランニング週間は維持できています。

さらに、食生活においても、区からのサポートという外発的動機付けが働いているうちに、食事の量を徐々に減らし、更には間食習慣も大きく改善を遂げることが出来た為、区から得られていた外発的動機付けのサポートがなくなっても食生活改善を続けることが出来ています。

そして現在、いよいよ最終ゴールに近づいてきているのですが、それはランニングを10キロ60分以内で走れるようになる事と、体重を68キロまで落とすという事を目標に取り組んでいます。

これは健康診断結果を受けて始めた時の目標ではなく、体質改善に取り組む中で新たに設定した目標になっています。

もちろん、この道のりは簡単な道のりではなく、筆者自身にとってはまだ到達したことがない目標であるため、その道は困難な道のりとなっています。

しかしながら、筆者はやる気の作り方のコツのようなものを身に着けることが出来た為、走ることにおいては、実は筆者の鍼灸師から外発的動機付けを与えてもらい、さらには体重を68キロまで絞るということにおいては実は筆者が2,3カ月に一度お願いするボディービルダーの美容師から外発的動機付けをもらっています。

これは区から得られていた時の「評価」を与えてくれるサポートとは異なりますが、走れるようになれば、鍼灸師は「凄いですねー、さすがですね」と褒めてくれる評価を間違いなくしてくれることは分かっていますし、68キロという体重は実は美容師が大会時に脂肪を落とし切った体重であることも知っており、自分の体重がそこまで落ちたことを言えば、「俺と同じだねー」というような反応を得られることも知っています。

彼らからこのような反応を得られることが筆者の外発的動機付けとなっているのです。

半年間、区が無料でこのようなサポートという外発的動機付けを与えてくれたこと、さらにはそのあと、間接的ではありますが、鍼灸師と美容師から外発的動機付けを手に入れ、さらには走れるようになってきた、食事の量を減らしても我慢ができるようになってきて、さらに意欲という内発的動機付けが働くようになり、現在、筆者の体重は79キロ代まで下がり、ウェストは91センチから78センチに絞ることができ、さらには一日の摂取カロリーを1400kcal~1600kcal内で収め、お酒も控えることも出来ています。

【長い道のりを前進する】

そもそも努力を継続することは大変な事なのです。そしてその道が自分にとっては未到達の域となれば、さらなる苦痛が伴うのです。

しかしこのような時にやる気の作り方を見方に身に着けていれば、苦痛を一日分、一つ一つ乗り越えることが可能となるのです。

実はGAZKID$が取り組んでいるお金の教育も楽しい取り組みの中にも、取り組みそのものが長い道のりになる学習テーマもあります。それは「運用する」事です。

「運用する」際、利益が思うように出ていれば、楽しくやる気も伸びてくれます。しかしながら、相場が思うように上昇しないような時ももちろん経験します。さらには相場を使ってより多くのお金を手に入れようとするのであれば、株式市場の勉強にだって取り組む必要があるのです。

お小遣いを「稼ぐ」という取り組みにおいても、応用編ではメルカリで不要なモノを売ったりする事にも取り組む時が出てきます。

この時、苦手な事もあるかもしれません。しかしながら、これらを一つ一つ乗り越える事でしか手に入れることが出来ない自分の金融リテラシースキルがあるのです。

このような時に、上手にやる気を作り出すことは、高いゴールに自分を進めるためには知っておく必要があるスキルとなるのです。

より高みを目指して進みたいですか?

誰に遠慮することもないので、ぜひ内発的動機付けと外発的動機付けを自由に働かせ、その為のやる気を作り出していってほしいと思います。

補足情報のサイト:
コンテンツサイト:やらされている内は成長はない、を解明する|やる気のメカニズムの視点から
コンテンツサイト:「外発的動機付け」の種類 
note:減量「-10kg」も夢ではない!成功の鍵をにぎる「継続させる方法」とは? 

コメント

タイトルとURLをコピーしました