「外発的動機付け」の種類

子育て

「やる気」を増やしてあげる為には「内発的動機付け」と「外発的動機付け」という二つの「やる気」を生み出す仕組みを理解している事が大切になります。

「内発的動機付け」とは内側から生み出される興味や好奇心、意欲などが作り出す「やる気」となっており、「外発的動機付け」とは外から受ける刺激、例えば「褒められる、報酬をもらえる、責任感、強制、叱られる」などが作り出す「やる気」となります。

詳細が記された以前のメルマガのリンクを下部に張っていますので、ぜひ参考にしてみてください!

【外発的動機付け】

今回のメルマガでは「外発的動機付け」を掘り下げたいと思います。

「外発的動機付け」とは外側から受ける刺激によって作り出される「やる気」を指している言葉です。

大人であれば「責任感、給与、ボーナス、昇格」さらには「恥をかきたくない」などが例としてあげられ、子供であれば「褒められる、お小遣いやおもちゃ、お菓子などの報酬」があり、さらには「叱られる」という事も例としてあげられます。

「外発的動機付け」とGoogleで検索すると、ビジネス向けの情報においては「部下やチームメンバーを頑張らせる方法」という情報にたどり着くことができます。

【2種類の「外発的動機づけ」】

この「外発的動機付け」ですが、外部から受ける刺激が作り出す「やる気」であるわけですが、「褒められる」と「叱られる(た)」では同じ「やる気」を作り出すとしても、作り方に大きな差があるように感じます。

確かに両者とも「動機付け」としては効果が認められているところですが、「褒められる、報酬が得られる」であれば前向きに取り組む事が出来そうですが、「叱られる(た)」は他の方法でも良いのでは?と感じてしまいそうです。

その差は少し見方を変えると、「継続可能なものとそうでないもの」という分類も可能になるかもしれません。

【外発的動機付けの難しさ】

子供を「動かさなければいけない」場合、例えばお風呂に入ることや宿題をするなど、なるべくポジティブな「外発的動機付け」を与えてあげたいものだと考えます。

しかし、なかなかお風呂に入ってくれない中学生の子供がお風呂に入った際に「〇〇君、ちゃんとお風呂に入れたね!頑張れば明日もちゃんと入れるから、パパ応援してるね!今日はとても良くできたね!」というのはさすがに中学生の息子に「馬鹿にしてるの?」と言われてしまいます。

また帰宅後にテスト前に図書館に行って勉強していく子供に対し「本当によく頑張ってるね!これでテストの点数も上がるね!凄いね!」と褒めすぎると、「なに!?」と言い返されてしまいます。

もちろんこのやり取りにはこれまでに築かれた親子関係もあるでしょうし、思春期で反抗期を迎えているということも背景にあるかもしれません。

このように「褒める」という「外発的動機付け」は親子関係や子供の成長過程においてはなかなかうまく機能させることが難しいと感じることにも直面します。

しかしながら家族の営みを管理するうえでは、親は子供を「動かさなければならない」場面があり、どうしても子供に「動いてもらわなければならない」状況が発生します。

このような時に子供が「なかなか動いてくれない」場合、親はしびれを切らし「叱る」という行動を取ってしまいます。

しかしこの「叱る」は効果てきめんで、一切動かなかった子供も「さっと」動くという結果を生み出してくれます。なので「叱る」は癖になりやすい「外発的動機付け」となりますね。

しかしながらこの「叱る」は保護者のエネルギーも吸い取ります。ですので、ただでさえ疲れている時にこの「叱る」という行動をすると「余計に疲れる」となってしまいます。

ですので、子供にとっても保護者にとっても双方で使いやすい、そして継続しやすい「外発的動機付け」が必要になるわけです。

【継続しやすい外発的動機付け】

GAZKID$のサービス開発に関わる中で筆者宅で取り入れる事が出来た継続しやすい「外発的動機付け」は「認めること」と「報酬」です。

「認めること」と「褒めること」は少し異なり、「認めること」は頑張っている子供を「知ってあげる」そして「その知っていることを伝えてあげる」ことだと理解するようになりました。

たとえば宿題をやっていることを「知っていてあげる」そして「その知っていることを伝えてあげる」というのは、「宿題終わったんだ。お疲れさん」という声がけになります。そして「報酬」を与えるという事は、家庭で取り組む金融教育の「稼ぐ」という学習テーマに取り組む際、お小遣いを「稼ぐ」ことの「作業タスク」として「宿題をする」を設定し、宿題が完了したらお小遣いという「報酬」を子供に与えるということになります。すなわち筆者の息子は、毎日の宿題を終わらせることで設定されているお小遣いを手に入れることが出来ています。

我が家ではこれらの作業、「認める→伝える」そして「報酬」は、子供を勉強に向かわす為の「外発的動機付け」として今ではすっかり定着しています。結果、長男は「宿題する事」と「予習・復習をすること」を習慣づけることが出来ました。

【まとめ】

今回は「外発的動機付け」に関して少し触れてみましたが、やる気を作り出す理屈が分かってもそれを実際に家庭内で稼働させるにはちょっとしたコツが必要だったりします。

それぞれの家庭で「外発的動機付け」に取り組む際は子供の年齢や性格、さらには保護者の性格や考え方など、いくつかのポイントにおいてバランスが取れた取り組みを模索する必要があるでしょう。

しかしこの作業を終えることが出来ればお子様にとっての「外発的動機付け」に成功を収めることが可能となり、子供もやる気が増え、なかなか重い腰が上がらなかった作業にも手をつける「エネルギー=やる気」を手に入れられることになります。

子供のやる気を増やしてあげる際、このメルマガが少しでもヒントになれば幸いです。

補足情報のリンク:
メルマガ:外発的動機付けを上手に利用する
メルマガ:金融教育とやる気の関係 
メルマガ:作業タスクの設定と深い関連がある「やる気」を作るもの「外発的動機づけ」と「内発的動機づけ」 

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