始めの一歩は時間が経てば大きな一歩へと繋がっていく

金融リテラシー

GAZKID$がお金の教育の開発研究に取り組み始めたのは昨年の1月頃となります。そして筆者宅で実際にお金の教育を本格化させたのは昨年の4月となります。

開始したころは筆者と長男の二人で主に取り組んでいましたが、1年4カ月が経った今では筆者夫婦、そして長男と長女の四人で取り組むテーマとなっています。

【新しい一歩が、内発的動機付けによる「やる気」の発見へと繋がる】

お金の教育は学校の勉強や塾の勉強などとは根本的なところで違っています。学校や塾は科目を教えたり、受験に備えたりする場所などで、主に学力を養う場となります。

しかしながら、お金の教育は生活力を養う場となるので、保護者や親の成長も学力を養うものとはやはり性質が異なります。

お金の教育に取り組むメリットはあげればきりがありませんが、その一つに生活力の向上があげられると思います。

以前のメルマガ「なぜお金の教育をするのか?」でも触れましたが、生活力とはお金を「稼ぐ・使う・貯める・運用する」事を通じて養われるスキルであり、要約すると「家計管理を学び「自立する力」と、金融・経済の仕組みを学びつつ、働くことやお金を使うことを学び「社会とかかわる力」を育み、より豊かな生き方を実現する」事となります。

ちょっと難しい表現なので簡単にすると、お金の教育に取り組む事で、我が家のお金に対する基本的な考え方が共有され、予定していない出費があった日の翌日は、お昼の予定してた外食を自宅でとるようにしたり、外に行く際は必ず水筒を持っていくようになったり、さらには家族でメルカリを使用し、不要になったら売る事を前提にものをより大切に使うようになったり、加えて、今では夫婦と長男で資産運用の話をするようにもなりました。

そしてこれら全ての事柄が「やらされている」のではなく、「内発的動機付け」に沿うものとなっており、それぞれが自分の興味のある範囲でスキルを伸ばそうと取り組むようになっています。そしてこの理由はおそらく、学校のような「科目・学力」ではなく、「生活力・お金」に沿うものであり、子供でも大人でも内発的動機付けが働きやすいものになっているからだと思います。

【妻】

お金の教育に筆者と長男が取り組んだ頃は妻は外から見守るという感じでしたが、メルカリでの販売などをお願いするようになり、徐々にお金の教育の輪の中に入るようになりました。

そして以前のメルマガ「妻がとうとう運用を始めました(感想)」でも触れましたが、妻も運用に取り組むようになりました。

家族で一番初めに運用に取り組み始めたのは筆者であり、それは昨年の4月頃でしたがそれから1年半と4カ月が経過し、株式相場もいよいよ「底(そこ)」付近なのかなーと感じるようになったので(1年半の運用期間しかない筆者がよく言うよという感じですが(笑))妻の口座も開設し、妻も実際に運用を開始しました。

すると、妻は買ったばかりの投資信託が既に4%以上の含み益を生み出し、9000円以上のプラスとなったのです。

家族の不用品を妻がメルカリで販売するようになり、家族が妻のメルカリの販売技術に一目置くようになる頃、ひょっとして妻は投資の才能もあるのでは?と感じるようになりました。

妻はメルカリの相場や最も高値で売れるタイミングを見極めるスキルが高いように感じています。ですので、株式相場でも買い時・売り時という学習を積めば、妻の方が筆者よりも投資は上手なのではないかな?と感じていました。

ですので、妻に「投資やったら?」と誘っていたのですが、やはり「株は難しい」というイメージもあり、なかなか重い腰が上がらないようでした。

そんな中私自身の運用経験も1年と4カ月となり、妻にアメリカの投資信託の説明をするくらいまでになっていたので、まずは口座を開設し、そして時間を作り、運用の説明をしたうえで、実際に先週より運用を開始することになりました。

実際にやってみると、妻は上述したように、幸運にもすぐに含み益を得ることができ、それも手伝ってか、投資への興味や好奇心、さらには意欲も増しているようです。その証拠に先日夜、インスタで紹介されていた投資方法に関する画面を私に見せてきて、この運用方法ってどうなの?という質問をしてきました。

1年4カ月前に私が小さく取り組んだ事に、今では長男と妻が参加し、それぞれのアプリを見比べて、いつ運用している投資信託を買い増そうかな、などと話をしたりできるようになりました。

【長男】

また、長男にも変化が訪れています。

以前のメルマガ「金融教育に取り組んでどうなった?「中学2年生男子」編」でも触れている事ですが、長男は「運用する」事に加え、「稼ぐ」事へのチャレンジも考えられるようになりました。

「稼ぐ」事は通常家庭内で定められた作業タスクに取り組む事でお小遣いを稼ぎますが、子供たちはすぐにもっともっと稼ぎたいと感じるようになります。

すると作業タスク以外でどのように「稼ぐ」事が出来るかを模索するようになります。筆者宅ではまずはメルカリで不要になったものを販売するという方法にチャレンジしました。そして長男は記憶が正しければ漫画やトレーディングカードを販売し、約2万円の追加のお小遣いを手に入れることが出来たのです。

しかしながら、漫画やトレーディングカードは売り切ってしまえばそれで終了となるため、また次のステージへとステップアップしようとしていますが、今回はパソコンを修理する技術をみにつけてみたいという事を思い描くようになりました。

実際に長男は内発的動機付けの中に、工作や安いものへの興味や好奇心を持っています。そしてこのパソコン修理はこれらの内発的動機付けを知った筆者が提案してみた事ですが、意外にも本人の興味・好奇心を刺激したようで、自分のスマホでパソコンを修理するYouTuberの動画を見たりして好奇心を育んでいます。そして先日お友達たちと夕ご飯を食べに行った際に、お店の近くに「ハードオフ」を見つけたようでそのことを嬉しそうに私に報告してきました。

昨年4月に筆者と長男の二人で始めたお金の教育ですが、今は「稼ぐ」スキルを身に着ける為に「壊れたパソコンを仕入れ、修理し、売る」ということにチャレンジする土台も出来上がりました。

実際のところこれはGAZKID$のサービスとして提供することも有意義な内容になると思いますので、まずは長男にパソコン修理を教えてくれる先生を探すところから取り組んでみようとも考えています。

【まとめ】

筆者はお金の教育の開発に始めは1人で取り組み始めました。そして筆者宅がモニター家族の一組となり、まずは長男と筆者でお小遣いを「稼ぐ」という事から取り組み始めました。これが筆者宅でのお金の教育の始めの一歩です。

しかし今ではお金を「稼ぐ・使う」ということにおいてはメルカリを利用して不要なものを売ったり、なるべく安く買うという方法も家族単位で身に着けられるようになりました。そしてつい先日は、予定外の出費があった翌日の外食を家での食事に変更するなど、家族単位で使いすぎないという事にも取り組めるようになりました。さらには長男のパソコン修理という新しい「稼ぐ」技術への取り組みも始まりそうな予感がしています。

そして「貯める・運用する」取り組みに関しては、長男と妻が運用に取り組み始めることが出来ました。さらにはそれぞれがいつのタイミングで積立投資の買い増しをするかなどの議論にも発展するようになりました。

このようにお金の教育の一歩はお小遣いを「稼ぐ」というところからのスタートでしたが、お金の教育は「生活力・お金」に沿う学習内容となるため、大人も子供も興味があるテーマになる為、時間とともに、小さかった一歩が少しずつ大きな一歩へと繋がっていくのだと思います。

ぜひみなさまのご家庭でもお金の教育への取り組みが家族全体に良い影響を与えるものになってくれることを願っています。

YouTube投稿:
【お金の教育③「貯める」】~2つの目的~子供に教えよう!!将来の備えとお金を使い過ぎないようにする事

補足情報のサイト:
メルマガ:なぜお金の教育をするのか? 
メルマガ:妻がとうとう運用を始めました(感想) 
メルマガ:金融教育に取り組んでどうなった?「中学2年生男子」編

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