投資信託の「利回り」とは?

資産運用
Business hand touching on a real estate graph.

家庭で金融教育に取り組むと「運用する」事を学ぶことになります。金融教育の究極的なゴールは子供たちがFIREする事となるため、資産運用を学ぶことは必須科目になりますね。

【投資信託の数】

いざ「運用」を学ぼうとすると作業の工程があまりにも多くなることに驚かされます。

まずは証券会社選び。これも一苦労です。そのうえで口座開設。金融教育に取り組んでいる場合、口座開設は子供たちの為の口座となるため、未成年口座の開設となり、これもまた提出書類が多く作業が多くなります。

そして口座開設をしたら、すぐに出てくるのがNISAの設定です。またジュニアNISAと一般のNISAではルールも異なるので、金融教育に取り組む為の口座開設としてはジュニアNISA口座の開設は悩むところ。なおかつジュニアNISA自体が2023年でサービスの終了を予定しているのでこれもまた参考基準として判断を悩まします。

もろもろ右往左往しながらやっと投資にチャレンジしてみようと思うと次は商品の多さに圧倒されてしまいます。

日本の株式市場では3,800銘柄以上が取引されているという事です。また金額もばらばらで実際に自分で買う株を選ぶ為にはこの3,800銘柄の価格調査に加え、配当や株主優待などを調べることになります。。。なんということだ!

また証券会社の口座開設をすると「少額投資」というサービスが目に入りますが、少額投資の対象は「投資信託」という種類の商品となり、これは「株式」とは異なり、これもまた、種類が2022年で5600種類もあると言われています。参考までにSBI証券では2,673本の投資信託の取り扱いがあるということです。

いったいどうやって自分が欲しい株式や投資信託を選べばいいのだろうか?

【学びの期間】

金融教育に取り組んでいるという事は「運用する」事においても初心者であるという事で良いわけです。

ですので、プロと同じレベルの知識を自分に求める必要はありません。

また以前の投稿投資はどのように学べばいいの?でも紹介した通り、今は証券会社各社で少額で投資が出来るようなサービスを用意しており、少額で「学習期間」を自分に定めることが可能です。

株式や投資信託だけでも「投資の対象」となる種類はざっと5000種類以上となります。ですので、自分に対してこれらの商品に慣れる時間を定めてあげることが「運用する」事を学ぶための急がば回れの道になることでしょう。

【投資信託利回りランキング】

自分に学習期間を定めた上で、いよいよ実際に投資対象を絞り込むことになりますが、この記事では「投資信託」に焦点を当てていきたいと思います。

まず「投資信託」とは株式のプロが選定した株を一つの商品としています。ですので、今後成長が期待される会社の株をまとめて買うようなイメージを抱いていもらえればいいと思います。

そして投資を始めた人にも参考にしやすいのが「利回り」という指標になります。

「利回り」とは日本証券業協会によれば、「投資金額に対する利子も含めた年単位の収益の割合のことを指す」とのことです。

すなわち、ある投資信託の利回りが20%/年であれば、仮にその投資信託に100万円を投資すると一年間で120万円になるという事です。

投資のイロハを学ぶプロセスではこの「利回り」というのは一つの参考指標となります。投資を始める時に知っておきたい3つのルールでも紹介したように、「投資は損をせず、利益を出す」事が取り組み目標となります。ですので、運用する以上、資産を増やすことが目標となるので、定めた期間でしっかりと利益を出すためには、この「利回り」という指標は参考にするべき指標となります。

さらに証券会社では投資信託の「人気ランキング」や「利回りランキング」のような銘柄選びの参考になるランキングの情報も提供しています。これらのランキングを見て、人気が高いものはより多くの人が「利益が出るだろう」と考えているという事としてとらえることができます。

投資は市場において、投資家から得られる「人気」はその株の値動きを左右します。ですので、ランキングを参考に今投資に参加している人たちがどのような株式や投資信託に興味を持っているのか、という事を知ることも市場の傾向を知るための参考になるでしょう。

もちろん、気を付けるべき点もあります。株価は毎日のように価値が変動します。またコロナ禍やアメリカの金融政策、さらにはロシア・ウクライナ戦争という社会情勢が株式市場に大きなマイナスの影響を与えている可能性もあります。

そのような場合、短期的に見ると「利回り」が低くなっていたり、マイナスになっていることもあります。

この場合は各証券会社で調べることが出来るので参考にする事も忘れないといいでしょう。

【投資に慣れてくると】

もちろん運用期間が長くなると、経験値も上がり、運用方法や短期で利益をえるような技術も身に着けられるかもしれません。その際は利回りという指標ではなく、値動きなども参考値になると考えられます。

しかし、投資に取り組み始めたばかりであり、もし投資信託を初めて買ってみようというのであれば、数多くある種類の中から利回りが高いものを参考に購入対象を絞り込むという方法がある事もぜひ知ってみてください。

投資に取り組み始めたころは分からないことだらけだと思いますが、まずは分かるところから一つ一つ理解していく事が投資のスキルを磨くうえで急がば回れの道となると考えられます。

「利回り」、ぜひ参考にしてみてください。

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