稼いだお金を倍にする方法 | 節約・倹約が購買力を増幅させる | 金融リテラシーの視点

お金の教育

お金の教育は、お小遣いを与える方法に少しだけ工夫をしてあげる事で誰でも始められる教育となります。

お金の教育ではお金を「稼ぐ・使う・貯める・運用する」という4つの学習テーマに取り組む事になります。

【「稼ぐ」事に取り組んで学ぶ事】

お金を「稼ぐ」事を学ぶ際、お小遣いを「報酬制」にするところから取り組みが始まります。

お小遣いを報酬制にする為には子供たちが取り組める作業タスクを設定し、それぞれの作業タスクに金額を設定します。子供たちは作業タスクに取り組む事で設定されている金額を「稼ぐ」事が出来るというわけです。

お金の教育に取り組んでいるご家庭であれば、GAZKID$の調べによると、子供たちが「稼ぐ」金額は、幼児から小学生であれば30円~120円/日、中学生であれば150円~250円/日となっています。

実際に子供たちが「稼ぐ」事に取り組むようになると、次の事を学び始めます。

  • 「稼ぐ」事はコツコツ作業である
  • 作業タスク(労働)では「稼ぐ」事に上限がある
  • 「稼ぎ」は一気に増えない

上記のような事を体験的に理解するようになると、子供たちは次のような問いを抱くようになります。

  • もっと稼ぐにはどうしたらいいのか?

お金の教育においてこのような問いを抱くことは、成長の証となります。このような問いはメルカリで不要な物を販売したり、「運用」することへの興味を育ててくれることになるのです。

【「稼ぎ」は一気に増えない】

お金の教育を通じて子供たちは「稼ぎ」は一気に増えることが無いという事を体験的に理解するようになります。

大人になると多くの人が経験し、理解している事と思いますが、「稼ぎ」を増やす事は段階的に取り組む必要があり、中・長期的な取り組みとなります

しかしながら、「稼ぎ」を一気に増やす事は短期的にはなかなか難しいチャレンジになってしまいますが、「稼ぎの購買力を上げる」事は今すぐにでも取り組む事が出来るのです。

【お金を増やす方法】

お金の教育を通じて学習できる「稼ぎの購買量を上げる」方法は次の2通りを考えることができます。

  • 稼ぐ方法を増やす
  • お金を使う際、お金をなるべく使わない方法を知る

まず「稼ぐ」方法を増やす取り組みですが、これにはメルカリなどを利用し、不要になった物を販売する事から取り組む事が可能です。

さらにメルカリを使い慣れると、売れる物と売れるのに時間がかかるもの、売れるけど安い金額でしか売れないもの、そして売れないものという事への理解が進みます。このように理解が進むと、自分の環境やスキルを応用して、「稼ぐ」方法を増やす事も出来るようになります。

環境を応用する方法には、海や山で拾えるサンゴや葉っぱ等を販売する方法があり、スキルを応用する方法には例えば自作のカバンやツールを販売するといった方法が考えられます。

このように自分が利用できる物を利用し、稼ぐ方法を柔軟に増やすという方法がお金を増やす方法の一つとなります。

次の方法は「お金を使う際、お金をなるべく使わない方法を知る」という取り組みです。この方法を上手に言い表している厚切りジェイソンさんのお話があるので紹介します。

「(厚切りジェイソンさんの)母親は割引クーポンをいつも持ち歩き、セールを活用して家計をやりくりしていた。お父さんは、『お母さんがそうやって工夫してくれることで、お父さんが稼いだお金の購買力を倍にしている。お母さんは働いていないけれど、同じくらい家計に貢献しているんだよ』と言っていました。」

https://news.yahoo.co.jp/articles/7d3daf79010894dd0eaf30c65561f540d551610a?page=2

厚切りジェイソンさんのお父さんは会社員だったという事ですが、お父さんによるお母さんへの評価はとても金融リテラシーが高いと感じます。なぜならば、お金をなるべく使わない方法を知っていることがどういう事かをしっかりと理解しているからです。

お金の教育ではお金を「使う」という事を学びますが、この学びの目的の一つは「お金を使う際に出来るだけお金を使わない方法を知る」事です。

どのような方法に子供たちが取り組むかというと、例えばデパートに行った際に欲しいおもちゃを見つけたとします。しかしデパートで売っている商品は通常「定価」で販売しています。定価で買ったら定価通りの値段を支払う事になりますが、例えばメルカリでも同じものが売っていれば定価よりも安く購入することができます。従って同じものを買うのでも、デパートでは買わずにメルカリで買えば、安くなった分はお金を使わなくて済んだという事になるのです。

このようにお金を使う際にお金を使わない方法を出来るだけ知ることは、厚切りジェイソンさんが言った「稼いだお金の購買力を倍にしている」ということになるのです。

【まとめ】

お金の勉強に取り組む事はお金に関する能力と知恵を高めることになります。

「稼ぎ」は一気に増えず、増やしたければ段階的に中・長期的に取り組む必要があることを学びますが、一方で自分の環境やスキルを応用した「稼ぐ」方法を増やすという取り組みがある事も学びます。

さらにお金を「使う」事を学ぶ際は、よりお金を使わないで済む方法を学びますが、これは稼いだお金の購買力を上げることとなり、言い換えるならば「稼いだお金を増やす」ということになるのです。

お金に関する能力と知恵・知識を身に着けることは、より豊かな人生を実現させるスキルになります。

ひとりでも多くの子供たちが早い内からお金に関するスキルを磨き、将来、社会と健全に関わりながら、経済的に自立し、より豊かな人生を実現して欲しいと願っています。

補足情報のサイト:
記事:僕の生き方、耐えられない人も多いと思いますよ──コツコツ投資を15年、厚切りジェイソンの“ぜいたく”な暮らし 
note:買うときのこだわり | お金の教育の視点から
コンテンツサイト:お金を「使う」ことに関しての新しい情報 |金融リテラシー向上に取り組む | GAZKID$ ガズキッズ

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