健康診断の数値を全て改善させた〇〇 | 動機付けの

お金の教育

少し前のメルマガ「ちょっとした知識が大きな変化になる」で、内発的動機付けが働き、対象のものに興味や好奇心、そして意欲が働いているのであれば、ちょっとした知識が大きな変化を作り出すということに触れました。

今回も同じようなテーマとなりますが、今回の内容は筆者自身が体験したことをご紹介します。

【やる気を作り出す仕組み】

お金の教育に取り組むと、お小遣いを「稼ぐ・使う・貯める・運用する」という4つの学習カテゴリーに取り組む事になります。

そしてお小遣いを「稼ぐ」取り組みで設定する作業タスクは、やる気を作り出すメカニズムと深い関わりを持っています。なぜならばお小遣いは、やる気を作り出す外発的動機付けにおける「報酬」として働くからです。

作業タスクを設定し、お小遣いを「稼ぐ」事が可能になると、子供たちは今まで取り組まなかったことに取り組むようになります。それはこの「報酬」が外発的動機付けとして働くことで子供たちにやる気を作り出していることになるからです。

ただし、報酬を与えることで子供が「なんでもやる」ようになるわけではありません。なぜならば、そもそも興味や好奇心といった内発的動機付けと報酬や評価、または罰則などの外発的動機付けが全く働いていないものに対しては、「報酬」だけではやる気が足りないからです。

ではどのような作業タスクであれば子供たちが取り組むのでしょうか?それは、「やらなければならないと分かっているが、なかなか手をつけることが出来ない事」という内容です。このようなものであれば、そもそも子供たちも「やるべきである」事が分かっているので、「報酬」が与えてくれるやる気が加わることによって子供たちが取り組む為に必要なやる気が十分になり、結果取り組む事ができるようになるのです。

【内発的動機付けと知識】

筆者がお金の教育のサービス開発に取り組むようになり、既に1年と8カ月半が経ちましたが、やる気を作り出す「内発的動機付け」と「外発的動機付け」を知ることが出来たことは筆者にとっても大きな収穫となっています。

やる気を作り出すことで手に入れた成果物の一つは「健康診断の結果が全快した」とう事があげられます。

実は先日1年ぶりの健康診断に行ってきました。昨年の健康診断の結果があまり良くなく、特に血糖値の数値が高く、さらにはウェストも基準値以上で、内臓脂肪も多いという受診となりました。

この結果を手にしてから、運動と食事生活の改善に約1年間取り組んだことにより、体重は約18キロ減量することが出来たうえ、ランニングは1時間10キロを週3回走れるようになり、更に食事生活も大幅に改善することが出来ました。

そして今年の健康診断の結果は前年の異常が全て解決されたものとなりました。

このような結果を手に入れるプロセスで支えてもらったのは実は「外発的動機付け」となります。

そもそも食事は筆者にとってストレス発散でもあり、自ら食生活を改善しようとするような内発的動機付けは働きません。加えてランニングも走り始めた当初は、走り始めたらすぐに息が上がるので、15分走れれば上出来というレベルでした。このようなレベルでしたので、当然走ることに対しても興味や好奇心、そして意欲などはなく、ただただ健康が悪化するかもしれないという「罰則」という外発的動機付け、さらには、区が無料で提供してくれた栄養士による半年間に渡る毎月の電話サポートでよく頑張って体重とウェストを絞っているという「評価」を得るという外発的動機付けによって走り続け、そして食生活の改善に取り組んだ感じです。

もし、やる気を作り出す仕組みを分かっていなかったら、このような結果を手に入れることはできなかったと感じています。

【内発的動機付けが働く「筋トレ」】

ランニングは好きではありませんでしたが、結果的に今では体もできてきて、さほど苦も無く続けることが出来ていますが、実は筋トレに対しては「興味・好奇心・意欲」が働いています。

これは、筆者自身でも自覚している事ですが、筆者は30代前半でパーソナルトレーナーをつけてトレーニングしており、ビルドアップされた体を手に入れたいと今でも思い続けており、このような思いは間違いなく内発的動機付けによる「意欲」だと感じています。

ランニングを続けるには筆者には「理由」が必要だったのですが、筋トレには「理由」は必要ではなく、やりたいという気持ちが先行するのです。

しかしながら、30代を過ぎた頃から今までは子育てや会社の事で時間がなかなか作れず、いつかまた筋トレする為の時間が作れるようになりたいという目標を持ち、仕事に取り組んでいるようなところもありました。

そしてつい数カ月前より、区が運営しているトレーニング室に週1,2回程度ですが、時間を捻出し、行くことができるようになってきました。

【知識が内発的動機付けをさらに強くする】

実はこの1年間における健康回復の取り組みで「食生活の改善」は本当に大変でした。

そもそも食事や間食がストレス解消となっているところもあるので、仕事中にストレスを感じた際に、口に何かを頬張れない事が辛いわけです。

しかし、間食で甘いものを食べ続けたせいで血糖値や内臓脂肪に異常値が出たので、健康を取り戻すには間食習慣も改善する必要があったわけです。

食生活の改善は「習慣」を変える取り組みでもあったので、長期にわたって段階的に取り組む必要がありました。

例えば、間食はチョコレートをまずやめ、それをナッツ類に変えました。このナッツ類を長らく頬張ることで甘いものを少しずつ辞めるようにしました。しかしこのナッツ類もハイカロリーです。ですのでナッツ類をガムに変え、ナッツ類を頬張る習慣も取っていきました。そして最終的にガムを無脂肪牛乳等に変え、ガムも辞めました。そして今は無脂肪牛乳も少しずつ減らし、ノンカロリーのハーブティーなどを口に含むようにしています。

筆者の努力を文字に起こしてしまえばひと段落で完結してしまう程度の事なのですが、ここまでの改善をするのに、約1年必要でした。

そして今でも食後にちょっとしたスイーツを食べたい欲求は無くなることはありません。

もちろん1年かけて間食習慣を改善したので、欲求そのものはだいぶ軽減していますが、やはり欲求は欲求としてあるのです。

せっかく健康診断の数値も全快したので、少しはスイーツを食べてもいいような気持ちが出てきているのですが、甘いものは糖分とカロリーが今では気になってしまうのです。

そのような時に「筋肉をつける」事で基礎代謝をあげ、体が消費するカロリー量を増やすという方法を知ったのです。

その記事ではランニングと筋肉量の比較なども行っていたのです。筆者にとってはとても興味が湧く記事の内容となっていたのです。

【筋トレに取り組み、少しずつ筋肉を増やしていく】

そもそも内発的動機付けとして筋トレにはやる気があります。筋トレはやりたいので、理由などいりません。

さらに、筋トレで筋肉を増やすことで「基礎代謝」をあげ、消費カロリーを増やすことが出来るのであれば、この知恵は利用しない手はありません。

もちろん、ランニング習慣を変える必要はありません。なぜならば、ランニングで消費しているカロリーはありますし、さらには血流が良くなる為、仕事で疲れた頭がすっきりするという効果も得られるからです。

しかしながら、筋トレに取り組む事で筋肉が増えれば、辛かった食生活に「余力」を与えてあげることができるかもしれないのです。車の運転であれば「ハンドルの遊び」のようなものですよね。精神的な余力となるわけです。

そしてこの余力を手に入れたいという願いも加わることで、筋トレへのやる気はさらに強いものとなり、筋トレという取り組みにも拍車がかかるようになるのです。

【まとめ】

少し長くなりましたが、お金の教育を通じて、やる気を作り出す仕組みを知ったことで筆者自身の健康改善の大きな前進を手に入れることが出来ました。

同じ様な事は筆者宅の長男にも起こっており、勉強に興味が無かった長男が「理科」への理解を進めることができ、「理科」への興味や好奇心、そして勉強意欲が生まれるようになりました。

お金の教育を通じて作業タスクに取り組む事は子どもにとってはやる気を伸ばしてあげることにもなります。

ぜひお小遣いという「報酬」を子供たちのやる気が伸びるように設定して頂き、子供たちの成長に繋がるお金の教育の成功を手に入れていって欲しいと思っています。

補足情報のサイト:
メルマガ:ちょっとした知識が大きな変化になる 
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