お金の教育に取り組むことで夫婦関係も変化する!?

資産運用

ご家庭の家計管理はお父さんがしていますか?それともお母さんですか?筆者の家庭では筆者(お父さん)が管理していますが、お金の教育に取り組むようになり、妻の隠れた才能を発見することになりました。今回はお金の教育に取り組むことで変化した夫婦関係についてお話します。

【保護者が先生になる】

家庭でお金の教育に取り組むと、保護者が子供たちの「お金の先生」になります。そして保護者が子供たちに「稼ぐ」「使う」「貯める」「運用する」という事を教えることになります。

筆者の家族では家計管理がお父さんの役割だったので「お金の教育」の先生担当は自然とお父さんの役目となっていました。

【不用品を販売してお金を「稼ぐ」ということ】

家庭で取り組むお金の教育では「稼ぐ」という学習テーマが土台となります。ですので、「稼ぐ」取り組みの成功は家庭で取り組む金融教育の成功を大きく左右します。

また、お小遣いを「稼ぐ」為には作業タスクに日常的に取り組むことになるので、学習テーマとしても取り組み頻度が最も高いテーマとなります。

そしてこの「稼ぐ」という学習が進むと、作業タスク以外の「稼ぐ」という方法にも取り組めるようになります。その一つが「不要なモノを売る」という取り組みとなり、筆者の家族ではメルカリを利用して子供たちに作業タスク以外の稼ぎ方を教えています。

実際に子供たちがメルカリで販売するものは不要になった漫画、ゲーム用のカード、さらには洋服や靴などがあります。

子供たちの「稼ぎ」となるのは自分たちのお金で購入した漫画やゲーム用のカードとなっています。

【売り方にコツがある!?】

実際にメルカリを利用して家庭内の不要なモノを販売するという事は筆者も妻もそれぞれで経験がありました。

しかし、興味深いのはその「売り方」です。

筆者は「いくらで売るか」よりも、「いかに早く売るか」という事を念頭においてメルカリを利用しています。ですので、少しでも売れない期間が続くとすぐに値下げに踏み切ります。

筆者は、メルカリで販売する人は誰でも筆者と同じような考えで取り組んでいると考えていました。

しかし子供の不用品を売るということに夫婦でメルカリに取り組むようになってからこの考え方が変わってきました。それは妻の方が明らかに筆者よりも「高く売る」ことに成功していたからです。

このことについて少し夫婦で話をした際、妻は「売る以上はちゃんと少しでも高く売る」という事を念頭においてメルカリを利用している事を知りました。

【妻の方が稼ぐ】

家計は筆者が管理しているので、お金の事は「私の方が得意である」と考えていました。しかし、実際に夫婦でメルカリに取り組むことで、妻の方が「モノを売るのが得意である」ということを知ったのです。

メルカリで「不要なものを売って稼ぐ」という取り組みは、知識も大事ですが、やはり「時期」「相場観」そして「ニーズの流れ」などを理解する必要があるようです。

これらを自然と理解している妻は、例えば赤ちゃん用のバウンサーは常に需要があるので、多少色あせてても値段次第で比較的早くに売れていく事を知り、筆者宅で1年間以上使用した中古で買ったバウンサーを購入時以上の価格で売ることに成功しました。また人気がある漫画や人気がある文庫本は需要が崩れず値段を下げなくても売れるという事も知っているようです。

メルカリを利用する際、値段交渉があったら筆者はすぐに値段を下げて売ってしまいます。

しかしメルカリの市場の流れや相場観を理解している妻は、需要があると品定めした商品は、値段交渉を安易には受け付けず、次の購入希望者を待ち、そして希望価格で売るというスキルを持っています。

このスキル、「すぐに売りたい」と考え、なかなかその考え方から抜け出せない筆者は、「凄いなー」と思ってしまうのです。

【ひょっとしたら「運用する」も妻の方が得意なのでは??】

妻の「技術」を知る前までは、金融教育の「運用する」という学習テーマの先生は筆者の方が適任であるという考え方をしていました。

それは社会的なニュースや仕事の関係者を通じて「お金の事は私の方が知識がある」と考えていたからです。

しかし、お金の知識があっても実際に「モノを売って稼ぐ」という取り組みでは筆者よりも筆者の妻の方がスキルが高いという事が分かってきたのです。

そしてこの理解からひょっとしたら妻の方が「運用」も得意なのでは?と考えるようになったのです。

【運用の先生は妻が、、、?】

筆者はメルカリでは「売れれば良い」と考えてしまう傾向が強いです。妻の販売スキルを知ることで特に私はその考えが強いという事を客観的に知るようになりました。

妻は「希望価格で売る」という事にゴールを定めることが出来るので、メルカリではセンスとスキルが光ります。

実際に「稼ぐ」という学習テーマに夫婦で先生として取り組むことで、妻の隠れた才能を知ることになった半面、筆者自身のスキル不足も見えてくるようになりました。

「運用する」事のゴールは、「金融商品を希望価格で売り、利益を出す」ということです。「幾らでも良いから売れれば良い」という私のような考え方は株式市場では通用しません。このような考え方では損を出すだけです。

家庭で取り組む金融教育の目的は、子供たちの金融リテラシーを高めるという事です。ですので、お父さんだけが教える、お母さんだけが教える、という指導スタイルではなく、お父さんが得意なものはお父さんが教え、お母さんが得意なものはお母さんが教えるという指導スタイルの方が、子供たちも得るものが大きいような気がします。

少なくとも筆者の家族では「稼ぐ」「運用する」の実践スキルは、妻の方が先生には適任になりそうです。

家庭で取り組む金融教育はこのような棚から牡丹餅のような学びが得られます。皆様のご家庭でも家庭でお金の教育に取り組むことによって、家族の新しい顔や才能を発見し、さらにはそれらの発見をお子様たちの金融教育に生かして行くことが出来るよう心からお祈りしています!

次回はのメルマガは火曜日のお昼頃を予定しております。お楽しみに!
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補足情報のリンク:
コンテンツサイト:投資入門
コンテンツサイト:投資を始める時に知っておきたい3つのルール
note: 〇〇に家族で取り組むと金融教育の場になる
note: マンガは〇〇で買って〇〇で売ったほうがいいね /

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発行元:GAZKID$

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