短期的なご褒美をやる気に変えるスキル | 長期的な目標到達を可能にする方法

やる気

GAZKID$ではお金の教育サービスの開発に取り組んでいますが、お金を「稼ぐ」事を学ぶ際、家庭内で作業タスクを設定します。このような取り組みを学ぶ中、私たちはやる気の作り出し方を学びました。

今回はその学びの中の一つである短期的なご褒美をやる気に変えることについて掘り下げてみたいと思います。

【挑戦が長期化するとき】

生きている以上、挑戦は付き物です。個人的な事柄から、社会や会社が求める事柄もあると思います。
これらの挑戦は、短いものから長期に渡るものまで期間もまた色々です。

そして良い結果を出すためには、取り組み姿勢や取り組み方の良し悪しが左右します。頑張って取り組めばそれなりの成果を手に入れることが出来ると思いますが、あまり頑張らずに取り組むと、頑張ったときほどの結果を手に入れることはなかなか難しくなるでしょう。もちろんラッキーパンチが当たる時もありますが、挑戦が長期化すればするほど取り組み姿勢や取り組み方の質は結果をより左右することになります。

筆者もまた長期的に取り組んでいる事がいくつかあります。一つは健康改善です。健康改善は短期的な取り組みではありません。1年、2年とかけて健康的な生活習慣と食生活そして身体作りに取り組む必要があります。すでに筆者も1年かけて健康改善に取り組んでいます。

仕事においては、原稿書きや動画作りにも取り組んでいます。取り組み期間はすでに半年以上経っています。

この他にも、例えば筆者の長男は学校の成績を上げるという長期的な取り組みを続けており、既に2年が経とうとしています。また筆者夫婦と長男はお金の教育の一環で資産運用にも取り組んでおり、この取り組みもまた既に半年が経とうとしています。

そして挑戦が長期化すればするほど難しくなるのがモチベーション維持となります。

【やる気の作り方】

GAZKID$では実際にスタッフやモニター家族に力を借りながら、各家庭でお金の教育に取り組んでもらい、取り組みの状況や良し悪しなどのフィードバックをいただいています。

これらの取り組みで分かったことの一つに「やる気の作り方」があります。

やる気を作り出すものは「内発的動機付け」と「外発的動機付け」という2つに分類されます。

「内発的動機付け」は好奇心や興味、意欲などが動機付けとなりやる気が生み出されます。「外発的動機付け」は報酬、評価、懲罰などが動機付けとなりやる気が生み出されるという事です。

そして挑戦が長期になればなるほど、これらの動機付けをより多く働かせ、やる気を少しでも多く作り出す事は高い成果を手に入れる鍵となるのです。

【「動機付け」にも期限がある】

筆者は健康改善を手に入れる挑戦において、特に「外発的動機付け」を積極的に働かせています。そもそも「内発的動機付け」は自然と働いていることも多いので、やる気を作り出すという点では意識的に取り組んでいる事はあまり思いつきませんが、報酬や評価、懲罰など、外から得られるやる気は工夫次第で作り出すことが出来るので、意識的に取り組んでいるやる気作りとなっています。

また、筆者にとっては、報酬や評価は特にやる気を作り出してくれる動機付けとなっていることも理解しているので、昨年の9月から取り組み始めた健康改善の取り組みにおいては、「良い健康診断結果を手に入れる(評価・報酬)」と「栄養士と鍼灸師から得られる良く頑張ってますねという言葉(評価・報酬)」を積極的に働かせ、やる気を作り出していました。

しかしながらお陰様で、現在すでに「良い健康診断結果を手に入れる(評価・報酬)」事は手に入れることができました。また区からのサポートとして助言をくださった栄養士さんもサポート期間が終了となりました。

筆者にとって、特に食生活の改善においてはこれらの2つの動機付けはとても強く働いてくれていたので、これらの動機付けを失ってしまった今、新たなやる気作りに取り組む必要が出てきました。

【短期的にやる気を作り出す】

長期的に見れば「健康な身体を手に入れる(報酬)」という外発的動機付けを得ています。しかし、特に食生活の改善においては「既に健康的な身体を作り上げたのでちょっとくらいいいや」という気持ちになります。既に健康的な身体を手に入れ、ある種の安心を手に入れている状態では、「健康的な身体を手に入れる(報酬)」という動機付けは上記の2つと比べると弱く、特に週末、食生活が崩れやすくなるようになりました。

しかしながら、現在の健康状態を維持することは筆者にとっても大切なことであり、食生活の改善は継続したいと考えています。

このような状況の中で筆者も自分のやる気作りの方法を色々と試していますが、なかなか長期にやる気を与え続けてくれるものが見つかっていません。

しかしながら、短期的なやる気に関しては意外と働かせることが出来ており、それらは次のような物となっています。主に平日頑張る動機付けとなっています。

  • 平日頑張れば金曜日に体重計に乗ったときに喜びを得られる(報酬)
  • 平日頑張れば週末荒れるであろう食生活を乗り越えられる(報酬)
  • 平日頑張れば週末美味しいものを罪悪感なく食べられる(報酬)

また、長期的な動機付けとしてはやる気としてはあまり強いものとしては感じることが出来ていませんが、それでも「評価」がやる気になりやすい筆者にとっては、4カ月後に妹家族がアメリカから日本に数年ぶりに遊びに来るので、その時に「痩せたねー(評価・報酬)」という言葉をかけてもらうという事をやる気に変えています。

何かに打ち込むとその取り組みが終了した時に「燃え尽き症候群」になってしまうケースもあるようですが、健康改善においては「燃え尽き症候群」は致命傷になってしまう事もあるわけです。

ですので、現在の取り組みを維持する為には筆者なりに動機付けを探し続ける取り組みも必要となるのです。

昨年から今年にかけては健康診断の結果を改善するという大きな目標もあり、外発的動機付けも働かせやすかったのですが、今年はやる気作りという新しい挑戦にも取り組んでいます。

この取り組みの中で分かってきたことは、やる気にも働いてくれる期間があるという事。そして短期的にでもいいので働いてくれるやる気を一つ一つ働かせるという事は、やはり長期的な挑戦においては大切となるという事です。

【まとめ】

今回は特に筆者の健康改善におけるやる気の作り方について焦点を当ててみましたが、お金の教育も実は長期的な取り組みであり、特に「運用」においては相場が良い時も悪い時も取り組みを続ける必要があります。

やり始めはやる気もみなぎりどんどん頑張ることが出来ますが、真価が問われるのは挑戦が「長期」となったときです。

より高い成果を手に入れるためには、短期・長期を問わず、積極的にやる気を働かせる事もまたスキルとなると考えることが出来ます。

一日分というような超短期的な動機付けでも、それで一日分の挑戦に取り組めるのであれば、長い目で見れば必要な動機付けとなるに違いありません。

挑戦は簡単な事ばかりではなく、むしろ大変だからこそ「挑戦」というのかも知れません。

短期的な動機付けも積極的に活用することで、お金の教育での成功を含め、みなさまの挑戦が少しでも成功に近づくことを心からお祈りしています。

補足情報のサイト:
note:減量「-10kg」も夢ではない!成功の鍵をにぎる「継続させる方法」とは? 
コンテンツサイト:やる気を作り出すことが出来なければ高い目標へは到達できない 

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