お金の教育ではお小遣いを「運用する」事にも取り組みます。しかしながら、指導に当たる保護者自身が運用に関して知識が無いことも少なくないと思います。
実は筆者も筆者の妻も「運用する」事に関してはほとんど知識がなく、口座開設で躓きを感じたところから始めたくらいです。
特に日本では「投資」や「資産運用」と聞くと一気にお金を無くしてしまうイメージや、裕福な人の活動場所というイメージもあり、投資や運用そのものがまだまだ一般的ではないようにも感じることができます。
しかしながら、筆者がお金の教育のサービスの開発に携わるようになり、知人の取り組みなどを教えてもらうようになると、同年代の筆者の知人や友人に関しては、筆者が思うより、より多くの人が投資に取り組んでいる事を知りました。
意外と、日本では「投資」を話題にすることに慣れていないだけで、それぞれ自己学習しながら投資に取り組んでいるのかもしれませんね。
【まずはポイント投資や少額投資から】
筆者は家庭で取り組むお金の教育を開発しているわけですから、筆者自身は「運用する」事にチャレンジする責任を感じていました。自分が全く理解していない状態ですと子供に「運用する」事は教えることが出来ませんからね。
ただ、右も左も分からない世界でしたので出来る限りハードルを下げ、まずはクレジットカードの「ポイント運用」から始めてみました。
「ポイント運用」はPayPayや楽天Payなどでも設定でき、そもそもポイントですので、少額で済みますし、もしポイントが無くなってしまっても「ポイントだから」と自分を納得させやすいとも感じることが出来たので、初めの一歩としては取り組みやすかったと思います。
筆者が取り組んだのはセゾンカードの「永久不滅ポイント」の運用でした。運用方法は「投資信託コース」と「株式コース」の二つに分かれており、「投資信託コース」は6種類の投資信託を選ぶことが出来、「株式コースは」3つの株式銘柄から選択することができます。初めの一歩としてはちょうどいい品揃えですよね。
筆者は株式はなんとなく理解していたのですが、「投資信託」というものがよくわかっていなかったので、「投資信託コース」の中にある6種類の投資信託にそれぞれ同量のポイントを投資してみました。
そして毎月のポイントをさらに投資する際は、月々で伸び率が高い投資信託から順にポイントを投資していくようなスタイルを取りました。今でもポイント投資は続けていますが、今は最も価値が上がっている「アメリカ株」のみにポイントを投資しています。
合計しても1万円程度のポイント運用ですが、1年もやっていると価値が上がるものとそうでないものの区別も出来るようになるものです。
そして相場があるわけですから、ポイントが増えたり減ったりすることを経験し、相場の上昇と下降を少しずつ理解していくことが出来るのです。
そしてこの経験を土台にすることで、筆者は「クレカ投資」に挑戦し、次に「少額投資」に挑戦し今に至っています。
ちなみに筆者の「永久不滅ポイント」ですが、株安が続いてはいますが、プラス100ポイントを運用で得られています。含み益を踏まえたポイント残高は2248ポイントとなっており、ポイントの上昇率は4.69%となっています。
「永久不滅ポイント」は1ポイント4.5円で計算することができるので、プラス100ポイントという事は450円を投資で増やしているということになりますね。全体では2248ポイントとなっており、10116円分のポイントが手元にあることになっています。
ポイント運用でも時間をかければ「投資信託」や「株式」の基礎的な事は学ぶことができると感じています。筆者はポイント投資のステップを踏むことで「運用する」事の基礎作りが出来たように感じています。
【知識を手に入れる】
ポイント投資でなんとなく投資信託というものに慣れ、さらには相場というものに慣れたことによって、最終的にはオンラインの証券口座を開設し、将来の価値が上がるだろうと考えた特定の投資信託に少額ではなく、ある程度まとまった金額を投資する事になりました。
しかし、ポイント投資だけで得た学びで「ある程度まとまった金額を投資する」ことになったわけではありません。
やはりポイントポイントでインターネットの記事やYouTubeなどで学びを得る機会がありました。
そしてこのような学び方で「運用する」事も学べばいいと筆者は考えているのです。
学習の仕方には2通りあると考えているのですが、一つは「やりながら学ぶ」という方法です。もう一つは「一通りの事を学んでからやる」という方法です。
もちろんどちらの学び方でも学びを得られるのであればそれでいいわけですが、特に「投資」のような「失敗したくない」という意識が働くものは、「一通りの事を学んでからやる」という方法を選択する人が少なくないのでは、と感じています。そして結果的にこのような姿勢で投資に取り組もうとしてしまうので、なかなか重い腰が上がらず、結果的に取り組む機会そのものを失ってしまうか、取り組み始めるのに時間がかかるということになってしまうようにも感じるのです。
しかしポイント運用のように少額から始めることで「失敗したくない」という守りの姿勢を持つこともなく、筆者の場合は、「運用するっていうのはこんな感じなんだな」という事を経験し、まとまった金額を投資するに至るまでに、「自分が疑問に感じる事」を一つ一つ自分なりに回答を得ていくというスタイルで学習を進めてくる事が出来ました。
筆者のレベルはまだまだ「低レベル」であって、最近ようやくETF(上場投資信託)というフレーズが何を意味するのかを理解し始めた程度です。
しかしながら、ETFという言葉を知らなくても、筆者自身はETFに積立投資を行っていましたし、含み益もしっかりと出せています。
しかしもっと言ってしまえば、今含み益が出ている出ていないという事には筆者の場合それほど重要性を見出しているわけでもありません。そもそも積立投資のゴールは20年後、30年後にプラスになっているかどうかが問われるわけであって、今含み益が出ているからと言って、今利益を得るわけではないからです。
しかし学びを進めるのはなぜかと言えば、より多くの資産を20年後、30年後に築いていたいという目標があるからです。
現在積立投資をしているETFは多くの人たちが運用しているものを選択しています。しかし中には筆者が知らないだけでリスクをとりながら、数年で大きなリターンを目指す投資信託もひょっとしたらあるのかもしれません。
筆者の運用スタイルは短期トレードではなく長期積立というスタイルですので、学習に当てられる期間は長期となるわけなのです。ですので、学習を焦る必要もありませんので、その時その時の知識レベルで、その時その時積み重ねることができる分だけの知識を積み重ねるという学習スタイルを取っているのです。
筆者は会社を経営するという本業があり、さらには子育てという家庭の仕事もあるので、時間の全てを自由に使えるわけではありません。そして多くの保護者の方は筆者同様に時間が無い中で運用にチャレンジすることになるのだと考えています。
確かに投資に対しては不安や恐れもあるので、「一通りの事を学んでからやる」という学習方法を選択する傾向が強いと思います。しかしながら、投資はプロがいるような世界ですので「一通りのことを学ぶ」だけで人生が終わってしまう可能性もあります。
しかしながら、投資はプロだけではなく、世界中で多くの「素人」が資産を形成するために利用している現実もあるのです。
このような背景がある中、現在はポイント運用という学習の場も選択できるのです。
まずは不安や恐れを克服する為にポイント運用や少額投資のサービスを利用しつつ投資に対する不安や恐れを解消し、その道のりの中で気になっている事をその都度、一つ一つ解消するという学習スタイルがあってもいいのだと感じています。
投資を始めるとちょっとした疑問が一つ一つの学習テーマになってくれると感じています。筆者の場合は本当にそのような道のりになっています。
銀行にお金を預けているだけではお金が増えないどころか、インフレが続けばお金の価値は下がってしまいます。
そのような社会的な課題にそれぞれが取り組まなければならない時代になってきています。
お子様たちが少しでも高い金融リテラシーを身に着け社会人になっていけるように、ぜひ保護者のみなさまも重い腰をあげ「運用する」事の学習に取り組んで頂ければと思います。
まずはポイント運用からでも始めてみませんか?
前回のメルマガで紹介したGoHenryの共同創業者であるルイーズ・ヒルさんのコメントにもあったように、「株は下がるかもしれないけど、上がるかもしれない!」という事を経験することが出来るかもしれませんね。
補足情報のサイト:
メルマガ:金融リテラシーについて、金融の専門家が若かった頃の自分に伝えたいこと(欧米の記事より)
メルマガ:結果がすぐに表れないときに支えてくれるものとは?株が下落した時に支えてくれたもの
コンテンツサイト:FIREと資産形成は夢ではなく人生の取り組み課題となった
サービス:永久不滅ポイント運用サービス
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