電子決済化のメリット | お金を使う事が上手になる | GAZKID$ ガズキッズ

お金の教育

お金の教育ではお小遣いを「稼ぐ・使う・貯める・運用する」という4つの学習カテゴリーに取り組みます。

そしてお小遣いを「稼ぐ」取り組みでは、各ご家庭で「作業タスクと価格」を設定し、子供たちが作業タスクを行う事でお小遣いを稼ぐことができるようになります。

そして「稼い」だお小遣いは現金または電子マネーで渡すことになります。

またお小遣いを「使う」という取り組みにおいては、必要なものと欲しいものを区別することを学びつつ、お金は「使ったらなくなる」という事への体験的な理解を積み重ねます。この他にも「お金を使う際にできるだけお金を使わない方法を学ぶ」という事も学ぶターゲットになります。

そしてお小遣いを使う際は現金または電子決済を利用することになります。

そしてGAZKID$では、社会的に電子化が進む中、お小遣いを「稼ぐ・使う」という取り組みにおいては現金よりも電子決済を利用することをお勧めしています。

今回の投稿ではその理由を掘り下げたいと思います。

【メリットその1 | 数字の理解】

お金の教育はそもそも5歳児くらいから始めることができますが、実は5歳から小学校低学年までは現金は「難しい」という側面があります。それは、一般的に足し算引き算は小学生から始まるからです。
また、現金の場合、100円でも3桁の計算となり、1000円以上となると4桁の計算となるため、計算がとても難しいという側面があるのです。

GAZKID$のサービス開発に協力してくださったご家庭では3歳と6歳の子供にお小遣いを「稼いだ」際現金を渡していたのですが、500円で55円程度の飴などを買うと、小銭は増える為、1枚の500円玉を飴と交換したら、お金が増えた、と感じていたという報告もありました。

半面、スマホの電子決済ツールを利用したご家庭では5歳児の子供であっても、スマホ上に表示される数字が4桁から3桁に減るという程度の事は理解できた上、数字は1から10まで数えれらるのであれば、110円のおもちゃを購入し、残高が600円から490円になる、すなわち6が4になってしまったという事は理解できていると感じたそうです。

たしかにモニターとして協力していただいたご家庭の中には現金を使わせることでお金の実感を得させたいという意見もありましたが、モニター期間が終了した際、現金を使用する事が必ずしもお金の実感を得させるわけではなく、むしろお金の実感は「稼ぐ・使う」という事を通して体験できるという報告も上がってきており、現金を使う事のメリット・デメリット、そして電子決済を使うメリット・デメリットを改めて考え直す必要があるという事も感じました。

【メリットその2 | 電子決済の一般化】

以前モニター家族のみなさまにお手伝い頂いたのは約1年前となりますが、その時点で多くのご家庭で「電子決済化」が進んでおり、家に「作業タスク」で渡すような小銭や細かい現金が無い、ということに直面したご家庭が多数ありました。

作業タスクは10円単位で価格を設定する為、子供が稼ぐお小遣いも10円単位の金額となります。

毎日のように現金を使うご家庭であればいいのですが、ご協力頂いたご家庭のほとんどの保護者が電子決済を通常利用しており、そのような家庭であれば、作業タスクで渡すお金が二日も持たないという現状が続きました。

このような背景がある中ですと、やはり電子決済を使った方が理にかなっており、お金の教育の継続にも繋がるようでした。

【メリットその3 | 割引やポイント還元の有効活用】

最後のメリットはお金を「使う」という学習において、「お金を使う際にできるだけお金を使わない方法を学ぶ」というステップとなります。

まずこの事を説明するうえで省けないのが筆者の経験となります。

実は筆者は「クイックペイ」の利便性に感動し、一時はなんでもかんでもクイックペイで支払っていました。また、オンラインショッピングではAmazon以外は高いと考えており、オンラインで何かを買う場合は常にAmazonを利用していました。

しかし、お金の教育のサービス開発の中で、スマホ決済のポイントや割引を学び、現在は「PayPay」「楽天Pay」「めるペイ」そして「d払い」を利用するようになりました。

また特にオンラインでお買い物をする際は、筆者はソフトバンクユーザーであり、PayPayカードユーザーでもある為、Yahoo!ショッピングも多用するようになりました。

そしてつい先日の事ですが、長男の「スプラトゥーン3」を予約購入する際、Nintendoの公式サイトで定価6500円~6578円と表示されたいたのですが、実際にYahoo!ショッピングでポイント還元が高い日曜日に購入することで、送料無料税込み5470円で購入する事ができました。さらにこの購入によって、1114円相当のPayPayポイントが還元される為、実質4356円で「スプラトゥーン3」を予約購入する事ができたのです。

この他にも以前メルマガで配信した「お金を上手に使う事への関心が深まりました」という投稿では、プロテインとアミノ酸パウダーをそれぞれAmazonで買えば6975円を4683円、3980円を2316円で購入することが出来たのです。

このようにお金を「使う」という取り組みにおいて、筆者自身が電子決済を複数利用することで商品をより安く買うというメリットを強く感じることとなりました。

またこのような筆者自身の成長は家庭においては教育者の成長となるため、筆者自身の学びが当然子供たちにも引き継がれることとなり、以前中2の長男が自分用の「文房具」を購入する際、Amazon、Yahoo!ショッピング、楽天、さらにはメルカリの全てを見比べた上で、最終的にどこで購入する方法が最も安く購入できるかという事を自ら調べる事が出来ていました。

【まとめ】

今回の投稿ではメリットを3つ程あげましたが、上記3つ以外にも、スマホの電子決済ツールは支出入を自動で計算してくれるようなツールもあり、お小遣い帳が自動化されるというメリットもあります。

現在の日本では政府主導で電子決済を進めております。政府には政府の理由があるのだと思いますが、政府の取り組みがあり、加えて世界的にも電子決済化が進む中、子供たちの為のお金の教育で電子決済に早い内から慣れさせることにメリットを超える程のデメリットはそう多くはないような気がしています。

加えて保護者自身が電子決済のメリットを感じているのであればなおさらお子様には電子決済に慣れさせ、感じているメリットを継承してほしいと感じるのです。

お金の教育に取り組む際はぜひ電子決済を取り入れて欲しいと願っています。

補足情報のサイト:
メルマガ:お金を上手に使う事への関心が深まりました
note:電子決済を利用し始めたら毎週タダでアルコール飲料をもらえている話 

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