お金の教育のゴールはどのようなものなのでしょうか?そもそもなぜお金の教育が大切なのでしょうか?今回のメルマガではお金の教育の目的について考えてみたいと思います。
【お金の事を学ぶ】
家庭で取り組むお金の教育の目標の一つはざっくりと「お金の事を学ぶ」と考えることができます。お年玉やお誕生日などの機会にもらったお金をすぐに使ってしまう事や、なんでもかんでもすぐに「買って!」という子供たちに何とかして「お金の大切さ」を知ってほしいという保護者の願いもあるかもしれません。
少し掘り下げると、デジタル決済やデジタルツールを使ったお得なお買い物の方法を知ってほしいという願いもあるかもしれませんし、保護者の方が「運用」に取り組んでいらっしゃるのであれば、少しでも「投資」に興味を持ってほしいという願いがあるかもしれません。
またはGAZKID$の広告やSNSを見て、子供たちのやる気を応援してあげたい、という願いを込めてお金の教育に取り組んでみる方もいるかもしれません。
【お金の教育の学習テーマ】
家庭で取り組むお金の教育では次の4つの事が学習テーマとなります。「稼ぐ」「使う」「貯める」「運用する」です。
そしてこれらの学習の土台を作るのがお小遣いを「稼ぐ」という取り組みになりますが、この「稼ぐ」取り組みでは子供たちが作業タスクに取り組むことでお小遣いを手に入れることが出来ます。
この「稼ぐ」という取り組みを通じて子供たちは労働の仕組みを知り、さらには日々の作業タスクで10円、30円、100円と少額を手に入れることで最終的に1000円になることを体験し、10円が簡単に安いとは言えないこと、さらには50円の作業タスクは高額であるという金銭感覚が養われることになります。
そしてこれらの作業タスクを通じて、学習への取り組みや生活習慣の改善ということも手に入れることが出来ます。
また、実際に「使う」という取り組みで電子決済を積極的に利用することで、電子ツールに慣れること、さらにはスマホを持っている子供であれば、ポイントを積極的に貯めるなど、お金を「使う」という技術を高めることにも取り組むことができるようになります。
そして「貯金」や「運用」では将来の自分の為の備えという取り組みとなり、「運用」への取り組みを通じて実際に資産形成への取り組みも開始することが出来るようになります。
【お金の教育で手に入れられる学び】
お金の教育を通じて子供たちが様々な事を学習できるというイメージが沸いてきたと思いますが、では家庭で取り組む金融教育の究極的なゴールはどのようなモノを設定すればよいのでしょうか?
筆者が家庭でお金の教育に取り組み始めたころは目標などは無く、実際に体験することの方が優先度が高かった事を覚えています。
しかし取り組みが進み、1年も経つと、様々な学習機会を手に入れることが出来ました。
この中で一つ学習した事は家庭で取り組むお金の教育の「稼ぐ・使う・貯める・運用する」という4つの学習テーマが全て子供たちが社会人になった時のお金に関する土台を作ることになるという事に気が付くようになりました。
「稼ぐ」という事は積み重ねであり、「稼ぐ」技術を上げるためには努力が必要であるという事。さらに「稼ぐ」事には常に上限があるという事。またお金は「使ったら無くなる」ため、必要なモノと欲しいモノを分けて考え、お金を賢く、なるべく無くならないように「使う」というスキルを磨く必要があるという事。
そして「貯金」は将来の自分の為の先払いであり、「運用する」事は将来の自分の為に「自分の持っているお金(資産)を預貯金や投資に配分(運用)することで効率的にふやしていくこと」が狙いであり、また「運用するスキル」も磨く時間が必要であるという事への理解も進みました。
【平均寿命が伸びている】
様々な学習機会を経て、一つ分かってきたことがあります。それは平均寿命が伸びていることによって、生涯で必要なお金が増えたという事です。
にも関わらず、「稼ぐ」という金額の上限が生涯に必要なお金に応じて「増えている」わけではないようです。
だからこそ、各々自分自身のお金に関する将来設計をなるべく早くから始める必要があるという事、さらにそのためには「稼ぐ」という方法を一つではなく使える方法を積極的に使うという事、そして「稼いだお金」は賢く使い、なるべく「貯金」、そして「運用」に回すことが大切になってくるのです。
【将来の自分の為にまずは1億円を手に入れることを目指す】
GAZKID$はサービスを開発するうえで、欧米のサービスのほか、「13歳からの億万長者」という本を参考にしています。
この本は子供たちがゼロから1億円を手に入れる方法を子供目線で書いていますが、1億円という金額を設定する理由に次のようなことが綴られていました。
それは1億円というゴールを目指す理由はまず第一に今は技術の発展と金融サービスなどの発展によって誰でも1億円を手に入れることが出来るチャンスがあるという事、そして第二に、1億円あれば、「トラブルにあった時」「大金が必要になる時」「人を助ける時」にお金に困らないで済むという事が書かれています。
「トラブル」というのは災害、事故、病気などを指し、自分が働くことが出来なくなる時の事を意味しています。「大金が必要になる時」というのは、車を買う時や家を買う時の事を指しています。「人を助ける時」というのは家族の誰かやお友達、さらには他人だけどとても困っている人を助けてあげるときについて触れていました。
実際に1億円を手に入れるには長い道のりがあると思いますし、将来の為の備えは現金だけではないという考えもあるでしょう。
しかしながら、お金の教育に取り組み始めるとき、筆者が中学生の長男に「13歳からの億万長者入門」を参考に将来の為という説明はあまりピンと来ていないように映りましたが、1億円を手に入れるために頑張ろうと言ったとき、彼の目は輝いていたように映りました。
少なくとも筆者の長男にとっては将来の為にお金の教育に取り組むという説明よりも、将来1億円を手に入れる為に取り組むと言ったほうが理解が早かったようです。
親である筆者にとっては「平均寿命が伸びている」さらに「お給料がそれに合わせて上がるわけではない」という二つの点からお金の教育は早い内から取り組んだ方が良いという考えを強くしていますが、子供にとっては1億円を自分で手に入れる為に今から頑張る!といったほうがしっくりくるのかもしれませんね。
補足情報のリンク:
note: 中学生が「運用」に取り組み3カ月経過した結果
note: 貯金って〇〇の先払い
メルマガ:「運用」はいつから取り組めばいいの?
コンテンツサイト:未成年証券口座を1歳半で開設する
コンテンツサイト:金融リテラシーとは?
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発行元:GAZKID$
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