FIREに取り組むアメリカ人夫婦が実践している事がお金の教育で学ぶことそのものでした!

資産運用

オンライン経済メディアである「ビジネスインサイダー」という媒体が発信したFIREについての記事を読みました。

FIREとは「Financial Independence, Retire Early」という英語の頭文字を並べた言葉です。日本語の意味は「経済的自立、早期引退」という意味になります。

この言葉は一般的に、金融商品や不動産などの資産から得られる収入で生活を送っている状態の事を指す言葉となっています。会社からもらうお給料ではなく、自分の資産から得られる収入で生活するという事です。

FIREするには、まず資産形成に取り組む必要があります。金融商品であれば、一般的には配当をもらえる株式や投資信託に投資し、その配当が生活を支えてくれます。不動産であれば、家賃による収入が生活を支えてくれるようになります。

FIREを目指すという事はこのように、自分で金融資産を作り上げることにまずは取り組まなければなりません。

お金の教育では「運用する」事を学びますが、この学習テーマではまず、長期的に運用することに取り組みます。長期的に積立投資を行う事で、「複利と時間」の力を大いに働かせ、毎月小さな金額でも30年、40年と積み重なることで貯金しただけでは作り上げることのできないような資産を形成していくことになります。

【FIREを目指すことになったアメリカ人夫婦の思い】

記事の中で紹介されていたアメリカ人のご夫婦がなぜFIREを目指すようになったか、そのきっかけが書かれていました。

記事によれば、ある時ご夫婦のお子様がアナフィラキシーショックを起こした事で、人生のはかなさに気づき、人生において大切なのは「家族と一緒に過ごす時間」だと考えるようになったという事です。

このような体験から真剣にFIREすることに取り組むようになり、現在すでにご夫婦の資産額はお二人合わせて2億円以上あり、2027年、後4年後にふたり揃ってFIREする予定という事です。

【FIREする状態を手に入れる為にどのような努力をしているのか】

以前のメルマガ「コンビニに行かない理由」でも触れたことがありますが、投資や運用に取り組むようになると、「タネ銭」、すなわち投資するお金そのものをいかに少しでも多く捻出するかが取り組みの一つになります。
ここで大切になってくることがお金の教育で学ぶ、お金を「使う」学習で学ぶ、お金をいかに使わないかというスキルとなります。

「コンビニに行かない理由」の一つは無駄遣いをしないということがあげられますが、その他にもいかにお金を使わないで生活するかという事に取り組みます。

今回の記事で紹介されていたご夫婦の取り組みは次のようなものでした。

  • 外食はほとんどせず、飲み会やママ友会なども家で済ませる。
  • 自家用車はトヨタRAV4の2005年型を2012年に8000ドル(約100万円)ぐらいで現金購入した
  • 子供の遊び場としては、図書館のような入場料のかからない公的施設を利用したり、入場料のかかる動物園やレゴランドでは、どれか1つのアトラクション施設を選んで年間メンバーシップのパスを購入する
  • 毎年違う施設を選んで、年間パスを買っているという
  • 浪費を防ぐだけではなく、費用を抑える方法も、常に探している
  • 2年前に10歳の子供がストーブを壊した時、買い替え時だと諦めるのではなく、自分で修理したそうだ。「Google検索で故障の原因を調べて、Amazonで90ドル(約1万2000円)ぐらいの部品を買って、Youtubeを見てサーキットボードを交換した
  • 必ず見積もりを、いくつか取るようにしている。その見積もりを元に価格交渉すると、住宅ローンの借り換えや保険料が値上がりした時に効果的
  • サンディエゴの暑い季節には、荷物をまとめてビーチへ向かう。ビーチはお金もかからないし、冷房費節約になる

上記のような事柄に一つ一つ取り組みながら、出費を抑え、投資資金を増やす努力を行っているという事です。

【努力の結果2027年にFIRE出来る予定という事である】

こちらのご夫婦は2人とも「連邦公務員」という事ですので、広義では日本の「国家公務員」という事だと思います。

そしてこちらのご夫婦の収入は次のように記事で説明されていました。「キャリアをスタートさせた当初の俸給は、3万8000ドル(約517万円)前後だった。連邦公務員なので俸給は、一般俸給表(General Schedule:GS)に基づいて支払われる。ファム氏のポジションでは、年度ごとに昇給することができたので、ついに年収は10万ドル(約1300万円)を超えた。」

ご夫婦の年齢は現在、奥さんが44歳で、ご主人は48歳という事です。そしてFIREするとき、お二人の年齢はそれぞれ、48歳と52歳という計算が出来ますね。

こちらのご夫婦が本格的にFIREに取り組みだしたのは、2017年頃だそうです。それまでもコツコツと投資は続けていたようですが、2017年にそれまでにマイホーム用に貯めていた貯金を運用資金に回す決断をしたことが、本格的にFIREに取り組む決断をした時となったそうです。

取り組みを開始してからまだ5年程度という事ですが、あと4年でFIRE出来る目途が経ったというのは、当然、運用資金を出来るだけ増やすように日々取り組んでいる事が準備の速度をあげたのは間違いないことだと思います。
お二人の経済力を合わせれば、世帯年収は2000万円を超えるものとなっています。これだけのお給料があれば、多少の贅沢は許されると考える方が一般的だと思います。

しかし、お二人は、上述したような出費を抑える工夫を家族で取り組む事で、あと4年後には「経済的自立、早期引退」を手に入れ、奥様は48歳、ご主人は52歳で「早期引退」を手に入れることが出来る状況を作り上げることに成功できるのです。

【まとめ】

お金の教育の広義的な目的は子供たちが「社会と健全な関わりを持ち、経済的に自立し、より豊かな人生を実現する」スキルを磨くことだと言えます。そして、究極的なゴールとしては、教育を受ける子供たちがそれぞれの形で最終的にはFIREを目指せるスキルや状況を手に入れる事であるという事も出来ると思います。

本日ご紹介させて頂いたご夫婦はアメリカ在住のお二人でしたが、FIREを目指す中で、浪費をやめることや節約することを学んでいきました。

お金の教育ではこのご夫婦が目指したことを早期から取り組む事が出来るのです。

このご夫婦が「早期引退」を目指した理由は「家族との時間」という事でしたが、社会人になり子供たちが何かのタイミングで「早期引退」を志すかもしれません。

その時にお金の教育によって、少しでも「運用する」ことに慣れ、さらには資産を形成していったらお子様にとっては大きなアドバンテージとなるのではないでしょうか?

お金の教育は大人も子供も取り組んで損はない教育です。

みなさまのお金の教育の成功を心からお祈りしています。

補足情報のサイト:
メルマガ:コンビニに行かない理由 
note: 厚切りジェイソンの「一生分」の資産を築いた投資術がすごい!
記事:5年後のFIREを計画している、38歳のミリオネア。目標達成に向けた4つのシンプルな戦略とは?

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