「お金の事」は男の世界!?

投資

筆者は父親が「稼ぎ」、母親は「専業主婦」という家庭で育ちました。ですので、自然と「お金の事は男親の方が得意である」という考え方をするようになっていました。また現在父親は仕事を引退し、いわゆる夫婦そろって老後の生活を楽しんでいますが、お金のことを管理しているのはまだまだ父親で、母親は父親の管理しているお金を使っているという感じです。このような両親を見て育つと、やはり「お金の事は男の仕事」、さらには「お金の事が得意なのも男」と考えるようになっていました。

【メルカリ事件】

しかしながら、この考え方が「偏見」に満ちた考え方であるという事を知ることになる出来事があったのです。

我が家でお金の教育に取り組むようになり、「メルカリ」で不要なものを売って「稼ぐ」ということに取り組んだ方が良いと家族で考えられようになりました。

今までは「売る」という作業が面倒なので、なかなか「メルカリ」を使って不用品を販売することを継続出来なかったのですが、「稼ぐ」事の学習が進み、不用品を販売するという事が「稼ぐ」事の大切な行動であることを知り、我が家でも積極的に「メルカリ」で不用品を売るようになりました。

そしてこの取り組みは特に話し合ったわけではなく、在宅の仕事の量や役割分担などから、自然と妻がリーダーとなって取り組むようになりました。

しかし妻がリーダーであるという事に対し、私は今までの「お金の事は男性が得意とする仕事」という考え方があったので、「本当に妻に任せても大丈夫かな?自分の方が得意なんじゃないかな?」と考えているところもあり、隙あらば「助言しよう」と考えていたと思います。

しかし、私の考えを裏切るが如く、「メルカリ」に取り組む妻は、私よりも上手に写真を撮るだけでなく、私が想像する金額よりもさらに高値で不要品を売る事に何度も成功することとなったのです。

【〇〇円で売れる!という鋭い感覚】

私がメルカリで不要なものを販売するときは「早く売りたい」というどちらかというと「売る」行為自体がゴールとなっているような感じがありました。

しかし妻の場合は「出品物の相場を吟味し、より高値で売る」という事をゴールにしていると感じます。

ですので、妻が出品するときは「写真撮影」にこだわり、出品する際は「出品物の相場をしっかりと調査し」さらに出品したら、「閲覧者数」や「いいね」の数を参考にし、価格が適正か否か、さらには待っていれば買い手がつくのかつかないのかなどを判断しているように感じます。

そしてそのような考察から磨かれた販売力が「買った時よりも高く売る」という技術を身に着けるまでに至ったのです。

最近では私が「メルカリ」で300円で購入したマリアビートルという本を490円で販売し、1150円で買いそろえた小説5冊はまとめて1899円で販売し、さらには子供の野球チームの手伝いの際に3500円で購入し、約2年間程度使用したグローブを6000円で販売し、次女が生まれた時に3800円で購入したバウンサーは、約1年間使用したのちに4199円で販売するなど、私の技術では考えられないような「販売実績」を積んでいます。

そしてこの事を可能にしているのが、妻の「販売する」という技術なのです。

【知識と実務の違い】

このような妻の「実績」を目の当たりにし、私はこれまでの偏見を捨て、次のように考えるようになりました。

確かに「会計」という金融リテラシーにおいては私の方が知識があるかもしれないが、販売するという金融リテラシーは妻の方が圧倒的に私よりも技術が上だと考えるようになりました。平たく言えば、私は計算は得意かもしれないが、実務は妻の方が得意であるという事です。

そしてお金や経済のことに「詳しいから」といって、上手にお金を「稼ぐことが出来る」ということにはならないという事も理解するようになりました。

そうすると改めて出てきた考えが、妻の方が「投資に向いている」のではないか?という事です。

私は「メルカリ」でもそうなのですが、「販売が決まる」ということをゴールにしがちなので、投資をする際も「売買」がゴールになってしまうようなところがあると感じています。

「メルカリ」であれば不要なものを売っている以上、「販売が決まれば」それでいいかもしれませんが、投資の世界は「利益を出す」という事がゴールになります。

このように「利益を出す」という事がシビアな世界では私のような取り組み姿勢は「軟弱」となり、逆に妻のように「利益を追及する強い姿勢」が求められるのです。

このような世界においては、私と妻を比べた場合、明らかに妻の方が才能を持っていると感じるようになったのです。

【実務は男女比や知識の差ではない】

「メルカリ」で不要なものを販売し「稼ぐ」という取り組みを実践し、妻の方が利益を出す実績を目の当たりにしたことで、少なくとも私の根拠のない「男性の方がお金の事は得意である」という偏見に満ちた考え方は間違っていたことに気が付きました。

さらに投資の世界においても私よりも妻の方が才能があるという事さえ感じるようになっています。

実際に家庭で金融教育に取り組む際は、「稼ぐ」というテーマに加え「運用する」というテーマにも取り組むことになります。

初めて取り組む場合、「やったことがないから分からない」のが当たり前です。

しかし実際に取り組む事で、「分からなかったこと」は少しずつ「分かる」ようになります。

もし「運用する」事に知識が無いからと言って挑戦に二の足を踏んでいる方がいるのであれば、ぜひ「知識=得意」という事にはならない事を知ってほしいと思っています。

確かに「メルカリ」と「運用」では大きな隔たりがあるように感じますが、実際に取り組んでみると、「利益を出す」という点においては実際に取り組んでみないと気づかない点も多くあるように感じています。

私の偏見を妻が打ち砕いてくれたようにひょっとすると皆様も隠れた才能があるかもしれません。

このメルマガを読むことで、少しでも皆様のチャレンジ精神を応援する事が出来れば嬉しく思います。

補足情報のリンク:
note: 〇〇に家族で取り組むと金融教育の場になる
note: 投資はどのように学べばいいの?
コンテンツサイト:金融リテラシーとは?
コンテンツサイト:ローリスクで出来る資産運用!?

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